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16歳の合衆国

2003年のアメリカ合衆国の映画 ウィキペディアから

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16歳の合衆国』(じゅうろくさいのがっしゅうこく、The United States of Leland)は2003年アメリカ合衆国ドラマ映画マシュー・ライアン・ホーグ英語版監督のデビュー作[2]で、出演はライアン・ゴズリングドン・チードルなど。 ホーグ監督が、ロサンゼルス矯正施設で教員生活を送った時の実体験をもとに脚本を執筆し、作品のテーマに共鳴したケヴィン・スペイシーが製作に名を連ねることで映画化を後押しした作品である[2]

概要 監督, 脚本 ...

2003年1月のサンダンス映画祭プレミア上映された[3]

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ストーリー

16歳の少年リーランドは、恋人ベッキーの弟で知的障害のある少年ライアンを殺したとして逮捕され、矯正施設に送られる。施設内でリーランドの担任となった教師で作家志望のパールは、聡明なリーランドに興味を持ち、彼を題材に本を執筆しようと、施設の規則で禁じられていると知りつつも、リーランドと密かに対話をするようになる。殺人の動機については全く語らなかったリーランドだったが、徐々にパールに恋人ベッキーとの関係や有名な作家である父親の存在について語るようになる。しかし、リーランドとの個人的な接触を上司に知られたパールが担任を外されてしまったことから、リーランドは思いをノートに記し、密かにパールに渡す。

一方、ライアンを亡くしたポラード家にも変化が起きていた。長女ジュリーと同じ大学に進学することを願っていた居候の青年アレンは、突然のジュリーからの別れの言葉に自暴自棄となり、強盗事件を起こして逮捕される。連行される際にアレンはジュリーたちに「町を出たかった」と告げる。

ある日、バスケットボールに興じていたリーランドは、同じ施設に収容され、担任のパールから果物ナイフを盗み取ったアレンに刺し殺される。そして、リーランドがパールに託したノートに記された内容がリーランドの独白の形で示される。ライアンを殺害した理由そのものは語られないものの、悲しみばかりの世界の中で、障害者として嘲笑か同情の対象としてしか生きられないことを自覚しているライアンをその苦しみから救ってやりたい気持ちがあったことが示唆される。

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キャスト

※括弧内は日本語吹替

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作品の評価

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『16歳の合衆国』にはキラリと光るものはあるが、ごちゃごちゃしたプロット、共感できないキャラクター、そしてイライラするほどムラのある演技で台無しにされている。」であり、93件の評論のうち高評価は34%にあたる32件で、平均して10点満点中4.90点を得ている[4]Metacriticによれば、27件の評論のうち、高評価は3件、賛否混在は14件、低評価は10件で、平均して100点満点中37点を得ている[5]

出典

外部リンク

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