1954年レスリング世界選手権

1954年レスリング世界選手権（1954ねんレスリングせかいせんしゅけん）は、日本・東京でフリースタイルのみ開催されたレスリング世界選手権である。今大会はグレコローマンも含め初めてヨーロッパ以外で開催された世界選手権だった。5月22日から25日まで開催された。会場は東京体育館で、そのこけら落とし興業でもあった^[1]。

国別獲得メダル総数

順	国・地域	金	銀	銅	計
1	ソビエト連邦	3	0	3	6
2	トルコ	2	3	1	6
3	イラン	2	1	0	3
4	日本	1	1	2	4
5	スウェーデン	0	2	1	3
6	ハンガリー	0	1	0	1
7	フィンランド	0	0	1	1

メダル獲得者

フリースタイル

階級	金	銀	銅
52 kg	Huseyin Akbas	北野祐秀	Mirian Tsalkalamanidze
57 kg	Mustafa Dağıstanlı	Lajos Bencze	Tauno Jaskari
62 kg	笹原正三	Bayram Şit	ニコライ・ムザシヴィリ（ロシア語版）
67 kg	Jahanbakht Towfigh	Olle Anderberg	Sergey Gabaradze
73 kg	Vakhtang Balavadze	Mohammad Ali Fardin	兼子隆
79 kg	Abbas Zandi	Ismet Atli	桂本和夫
87 kg	August Englas	Adil Atan	Viking Palm
+87 kg	Arsen Mekokishvili	Bertil Antonsson	Irfan Atan

^[2]

記録映画

当時、日本放送協会がテレビ用に『1954年世界レスリング選手権大会』というタイトルの19分の記録映画を日本映画新社が実制作を担当する形で製作した^[1]。解説を北出清五郎が担当している^[1]。