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400万台クラブ
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400万台クラブとは、1990年代に自動車メーカー間のM&Aの重要性を説く際に用いられたキーワード。当時は、年間400万台生産しない自動車メーカーは淘汰されるとささやかれ、また年間400万台分の自動車主要部品を生産しない専業部品メーカーにも同様の議論は及んだ。
経緯
1998年にダイムラー・ベンツがクライスラーを買収してダイムラー・クライスラーが誕生。超大型自動車メーカーが誕生したことにより、自動車各社のM&Aが盛んに試みられるようになった[1]。その際の指標となった年間生産台数から400万台クラブと表現されるようになった。しかし会社規模の拡大に伴うスケールメリットは謳われるほど成果はなく、次第に死語となった。[2]
終焉
2000年に入るとBMWによるローバー・グループなど、1990年代に吸収、子会社化された中・小メーカー、ブランドの分離が始まり、2007年には、象徴的とされたダイムラー・クライスラー自体が解体。2008年には、フォードによるジャガーやマツダ株の売却が進むなど、事実上終焉を迎えている。[3]。
しかし一方で、ルノー・日産自動車と三菱自動車のアライアンスや、フィアット・クライスラー・オートモービルズとグループPSA(プジョーシトロエン)の統合などによって、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、ゼネラル・モーターズとともに「1000万台クラブ」が形成されているとも言われている[4][5]。
出典
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