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AL-Mail

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AL-Mail(あるめーる[1])は、有限会社クレアルが開発するWindows上で動く電子メールクライアント。直感的なユーザインターフェースと強力なメール管理機能、軽快な動作などを特徴としている。

概要 開発元, 最新版 ...

最初は中村匡志Windows 3.1/NT3.51向けの16bit版としてフリーウェアで開発された。その後、周囲からの勧めでバージョン1.00からはシェアウェアとしてリリースされた[2]。1997年12月19日、有限会社クレアルを設立し、以降はクレアルが開発・サポートを行うようにした。

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マスコットキャラクター

マスコットキャラクターは「めいる君」。漫画家の千葉智美がデザインした[3]

機能

サポートOS

Version1.13以降のサポートOSは、Windows 95/98/Me/Windows NT 4.0/2000/XPである。Windows VistaWindows 7Windows 8/8.1Windows 10は公式にはサポートしていない。

Version1.13a、1.13bは、Windows VistaWindows 7環境でも互換モードを使用することでインストールでき[4]、起動もできるが、添付ファイルの保存ダイアログでファイル名が表示されない[5]など、十分な動作はしない。

Version1.13dは、Windows 7でインストールできるように修正されている[6]。しかし、Windows 10では動作しないため互換モードで実行する必要がある[7]

ヘルプファイルはWinHelp形式で提供されているため、Windows Vista以降のOSでは、標準機能では表示することができない[6]

32bit版の新機能

32bit版をリリースした際、以下の機能が追加された。

  • マルチアカウントへの正式サポート
  • フォルダのマウスによる移動
  • アドレス帳の強化
  • マウスによる編集
  • アドレス入力補完機能
  • プラグインへのサポート
  • 範囲を指定しての印刷
  • メール作成時の外部エディタのサポート
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履歴

1996年頃、AL-Mail Version1.00リリース。シェアウェアとなる。

1997年12月19日、AL-Mail32として32bit版の正式版がリリースされた[8]

1999年10月15日、16bit版としては最後のVersion1.34 をリリースした[9]

2002年6月22日、AL-Mail32 Version1.13をリリース。機能追加はこれ以降行われていない

2006年1月30日、Version 1.13aのリリース[10]。添付ファイルの処理でバッファオーバーフローを起こし、任意のプログラムが実行させられる脆弱性を修正。3年半ぶりの更新となった。

2006年10月28日、Version 1.13bのリリース[11]OP25B対応の開設ページにのみ掲載するというやや隠れた形でのリリースで、公式なリリースとしては扱っていない[注釈 1]

2012年6月22日、JVNは、「作者に連絡がつかず脆弱性が放置されているソフト」としてAL-Mail32の名前と、連絡不能開発者としてクレアルの名前を挙げて、情報提供を求めた[12]

2015年2月18日、Version 1.13dのリリース[13]。複数の脆弱性[14][15][16]を修正した。9年ぶりの更新となった。

評価

受賞歴

1996年2月8日、フリーソフトウェア大賞を受賞[17]

雑誌掲載・収録

インターネットマガジン1995年2月号[18]

インターネットマガジン1996年1月号[19]

インターネットマガジン1996年10月号[20]

インターネットマガジン1997年2月号[21]

脚注

外部リンク

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