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Attachment Unit Interface

イーサネット標準で定義された物理および論理インターフェイス ウィキペディアから

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AUIアタッチメントユニットインターフェイス: Attachment Unit Interface)は、イーサネットにおいて、MACとトランシーバ間の接続延伸のために用いられる物理層インターフェイスの1つ。

初期イーサネットでは15ピンコネクターを持つケーブルとして実装された。また、機器内部のチップ間インターフェイスとしても動作仕様が規定されている。

10BASE5におけるケーブル接続

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AUIコネクター(上:オス、下:メス)
コネクター同士をスライドロックで抜けないようになっている。
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AUIコネクターを装備するイーサーネット用ネットワークカード
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AUI(10BASE5)とThinCable(10BASE2)を変換するMAU

初期イーサネットである10BASE5では、同軸ケーブルのバス伝送路上に分岐タップとMAU (Media Attachment Unit)トランシーバを取り付けて端末と接続する。伝送路から離れた位置にある端末では、最大50メートルのAUIケーブルをMAUに接続することでネットワーク接続が可能となる[1]

10BASE5と10BASE2の使用が主流だった1990年代初頭まで、コンピュータリピータハブなどのイーサネット通信機器にはAUIコネクターが装備されることが一般的だった[2]ツイストペアケーブルを用いる10BASE-T100BASE-TXの導入により、これらは8P8C (RJ-45)コネクターに置き換えられていった。

AUIコネクターはDA-15と呼ばれる15ピンのもの[3]。通常、コネクタにあるネジの代わりにスライドクリップがあり、2つのコネクターを固定する。

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内部インターフェイス

AUIは、機器内部回路上でMACとトランシーバ間に物理的に距離がある場合の内部インターフェイスとしても動作が規定されている[4]。 AUIと類似の機能を持つインターフェイスが100MbpsではMII[5]1GbpsではGMII[6]の名称で置き換えられた。10Gbps以上の高速通信では、再び以下のような「AUI」を含む名称のインターフェイスを別途用意している。

XAUI (ザウイ、ゾーイ)
10ギガビット・イーサネットの内部インターフェイス。"X"はローマ数字の10を意味する。
XGMIIを信号変換して延伸するために提案されたもの[7]であるが、機器回路の多くはXGMIIをチップ内部処理とし基板配線にはXAUIを用いる。送受で差動配線4対ずつ16本で構成され、各バスが3.125Gbaudで動作し全体で10Gbpsを実現する[8]。最大配線長は50cm[9]。さらにチップメーカは倍速動作で配線本数を半分に減らしたRXAUIを独自実装している[10][11]
XLAUI
40ギガビット・イーサネットの内部インターフェイス。"XL"はローマ数字の40を意味する。
PMA副層の延伸に提案されたもの。10.3125 Gbaudで動作する差動配線4対で構成される[12]
CAUI-10, CAUI-4, 100GAUI-2
100ギガビット・イーサネットの内部インターフェイス。"C"はローマ数字の100を意味する。
チップ性能向上に伴って提案されたもので、それぞれ10対・4対・2対の差動配線から構成され、要求されるシンボルレートも速くなっている[13]
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脚注

関連項目

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