BaseX

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BaseX は軽量なネイティブXMLデータベースシステムである。GitHub[1]上のコミュニティプロジェクトとして開発が進められており、大規模なXML文書やコレクションの保管、照会、視覚化に特化している[2]。BaseXはプラットフォームに依存せず動作し、緩やかな規約のフリーソフトウェアライセンスの下で配布されている。

概要 作者, 開発元 ...
BaseX
Thumb
Thumb
BaseXのGUIXML文書を様々なやり方で視覚化している様子
作者 Christian Grün
開発元 BaseX Team
初版 2007
最新版
11.7 / 2025年1月31日 (6か月前) (2025-01-31)
リポジトリ
プログラミング
言語
Java
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 英語, ドイツ語, 日本語, フランス語, イタリア語, その他
サポート状況 アクティブ
種別 XMLデータベース
ライセンス BSD License
公式サイト http://basex.org
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他のドキュメント指向データベースとは対照的に、XMLデータベースはXPathXQueryなど、World Wide Web Consortium (W3C) が標準化したクエリ言語をサポートしている。BaseXはこれらの仕様[3][4]に加えて、Update Facility、および、Full Text拡張機能にも対応している。付属のGUIを使うと、対話的な検索処理やデータの分析が可能で、リアルタイムに(式の入力を行う過程においても)XPath/ XQueryの式を評価することができる。

搭載するテクノロジー

  • XPath query language
  • XQuery 3.1
    • XQuery Update (W3C)
    • XQuery Full Text (W3C)
  • EXPath/EXQueryモジュールとパッケージングシステムのサポート
  • ユーザ管理とトランザクションロギングを含むクライアントサーバアーキテクチャー
  • RESTXQ, RESTful API, WebDAV, XML:DB, XQJや、Java, C#, Perl, PHP, Python などのプログラミング言語に対応するAPI
  • サポートするデータフォーマット: XML, HTML, JSON, CSV, プレーンテキスト, バイナリデータ
  • ツリーマップ、テーブルビュー、ツリービュー、散布図などのビジュアライゼーションを提供するGUI機能

データベースレイアウト

BaseXではXML文書の格納において、XML木構造を表形式で表現している。データベースは単一のドキュメント、または、コレクションのためのコンテナとして動作する。 XPathアクセラレータのスキームエンコーディングとStaircase Joinオペレータは、XPathロケーションステップの高速化を鼓舞する[5]。 さらにBaseXは、経路探索、属性検索、テキストの比較や全文検索のための様々なインデックスを備え、パフォーマンスを向上させている[6]

プロジェクトの歴史

BaseXは、コンスタンツ大学のChristian Grünによって2005年に活動を開始した。以降、2007年にBSDライセンスに移行し、オープンソース化された[7][8]

推奨文献

参照文献

外部リンク

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