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Brand Indicators for Message Identification
メールの送信者が送信元を認証済みであることを示すために、受信トレイのEメールの隣にブランドロゴを表示させるための仕様 ウィキペディアから
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Brand Indicators for Message Identification(ブランドインディケーターズフォーメッセージアイデンティフィケーション、略称:BIMI)とは、メールの送信者が送信元を認証済みであることを示すために、受信トレイのEメールの隣にブランドロゴを表示させるための仕様である。
設計
BIMIには2つの部分がある。ドメイン所有者がインジケーターの場所を公開する方法と、メール転送エージェント (MTA)がインジケーターの信頼性を検証する手段である[1][2]。
BIMIを実装するには、企業は、隔離または拒否のポリシーを持つ有効なDMARCDNSレコード、SVG Tiny P/S形式の正確な正方形のロゴ[3]、およびSVGファイルのURI位置を示すドメインのDNS TXTレコードが必要である。SVGのURIでサポートされているトランスポートはHTTPSのみである[1]。BIMIのDNSレコードは以下の形式である。
default._bimi TXT "v=BIMI1; l=https://example.com/logo.svg; a=https://example.com/image/certificate.pem"
(`a=`の部分はオプションである。存在する場合、"証明書文書"を定義し、このファイルの現在の唯一の形式は、後述するVerified Mark Certificate(VMC)と呼ばれる。存在しない場合、BIMIレコードは「自己主張型」と見なされる。)
さらに、Gmailのようなサービスでは、ブランドロゴを受信トレイに表示させるために、VMCを取得し、TXTレコードとともに提示する必要がある[4]。これらの要因だけでは、BIMIロゴの表示は保証されない。ヒューリスティクス(スパムやなりすましなど)やレピュテーションがBIMIの有効性の重要な部分となる[5]。
特定のドメインの`default._bimi` TXTレコードの値を照会するには、digコマンドラインツールを使用できる。例えば、次のコマンドは`example.com`ドメインのTXTレコードを照会する。`dig +short default._bimi.example.com TXT`
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実装
BIMI Groupと呼ばれるいくつかの企業のワーキンググループが結成され、IETF(インターネット技術特別調査委員会)におけるBIMIの標準化を開発・支援している[6][7]。2023年6月現在、以下の電子メールサービスがBIMIのサポートを実装している[8]。
歴史
BIMIワーキンググループは2019年に設立された[9]。
貢献者
BIMI仕様の貢献者であるBIMIグループは、Authindicatorsワーキンググループとも呼ばれ[9][10]、以下を含む。
- Agari
- Comcast
- Return Path from Validity
- Valimail
- Verizon Media (Yahoo)
関連項目
脚注
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