トップQs
タイムライン
チャット
視点

イミグルセラーゼ

ウィキペディアから

Remove ads

イミグルセラーゼ(Imiglucerase)とはグルコセレブロシダーゼの改良型酵素を製剤にした医薬品である。点滴による投与によりゴーシェ病の諸症状(貧血血小板減少症、肝臓脾臓の肥大、症状)の改善を目的としている。商品名セレザイムジェンザイム2011年サノフィの傘下となる)により開発・製造されている。

概要 データベースID, ATCコード ...

薬価が非常に高く(2023年現在、「セレザイム静注用400単位」の薬価が268846円/瓶[1])、2001年特定疾患治療研究事業に認定されているため、ゴーシェ病患者は公費負担で治療を受けられる。

効能・効果

ゴーシェ病の諸症状(貧血、血小板減少症、肝脾腫および骨症状)の改善

セレデースとセレザイム

セレザイム(Cerezyme)登場前は、女性が出産時に排出される胎盤より成分を抽出し製造したセレデースCeredase)を製造・投与していたが、エイズなどの感染症の恐れがあった。そこで新たに開発したセレザイムでは、DNA組換え技術を用いるようになる。そのため感染症のおそれはなくなった。それと共に、セレデースは製造・投与は行われなくなった。

製造方法

製造方法はチャイニーズハムスター卵巣細胞で産生されたヒトβ-グルコセレブロシダーゼの糖鎖を修飾し、マンノース末端にすることにより、標的細胞であるマクロファージに効率よく取り込まれるようにしてある。

副作用

瘙痒感、潮紅じんま疹血管浮腫胸部不快感、呼吸器症状(これらの症状に低血圧を伴うことがある)

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads