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ChemDraw

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ChemDrawは、ケモインフォマティクス企業のCambridgeSoftが開発した分子構造式エディタソフトウェアである。ChemDrawは、Chem3D、ChemFinderと共にChemOffice suiteを構成するソフトウェアであり、MacintoshMicrosoft Windowsプラットフォームで利用可能である。

1985年にデヴィッド・A・エヴァンスとエヴァンス研の院生だったStewart Rubensteinによって開発された[2][3]。Stewartは1986年にCambridge Scientific Computing社(後のCambridgeSoft社)を設立し、ChemDrawを発売した。CambridgeSoft社は2011年にパーキンエルマーに売却された[4]

ChemDraw発売以前、化学者らは専用の構造式用三角定規を使って構造式を描いていた[5]。ChemDrawは1984年に発売された初代Macintosh向けのソフトウェアとして開発され、化学コミュニティーで人気を博した[5]。これが、2021年現在でも化学者にMacユーザーが多い大きな要因の1つとされる[5]

2013年よりiPad向けiOS版が配布されていた[6]が、2017年に削除された[7]

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ChemDraw 12.0の主な機能

  • 化学構造から化合物名への変換
  • 化合物名を化学構造へ変換
  • NMRスペクトルのシミュレーション(1Hおよび13C
  • マススペクトルのシミュレーション
  • 化学構造の自動調整
  • 主要な科学誌のためのスタイルテンプレートを含む、様々なテンプレート集
  • SVGファイルでの出力(Windows版のみ)
  • PDFファイルでの出力(Mac版のみ)

ファイルフォーマット

ChemDrawのネイティブなファイルフォーマットは、CDX形式とCDXML(ChemDraw XML)形式である。

プラグイン

ChemDraw用のソフトウェア開発キットを利用することで、サードパーティーの開発者がプラグインを作成することが可能である。たとえば、手動でテキストファイルを編集する代わりに、クイックホットキーが対話モードでホットキーセットアップを行う、など[8]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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