Corynebacterium glutamicum

Corynebacterium glutamicum は、アミノ酸^[3][4]のグルタミン酸とリジン^[5]の工業生産に利用されているグラム陽性菌である。コリネ菌、グルタミン酸生産菌とも呼ばれる。もともとはL-グルタミン酸を分泌する生物のスクリーニングで発見されたが、他の様々なアミノ酸やアミノ酸誘導体を産生する変異体も発見されている^[6]。

Corynebacterium glutamicum
分類
ドメイン : 細菌 Bacteria 門 : 放線菌門 Actinomycetota 綱 : 放線菌綱 Actinomycetia 目 : マイコバクテリウム目 Mycobacteriales 科 : コリネバクテリウム科 Corynebacteriales 属 : コリネバクテリウム属 Corynebacterium 種 : Corynebacterium glutamicum
学名
Corynebacterium glutamicum (Kinoshita et al. 1958)
シノニム[1][2]
Brevibacterium divaricatum Su and Yamada 1960 (Approved Lists 1980) "Brevibacterium flavum" Okumura et al. 1962 Corynebacterium lilium Lee and Good 1963 (Approved Lists 1980) "Micrococcus glutamicus" Kinoshita et al. 1958

産業上の重要性から、C. glutamicumの複数のクローンが業界および学術グループによってシークエンシングされている^[5]。さらに、C. glutamicum ATCC 13032株のRNAシーケンスによって小分子RNA（英語版）データが得られている^[7]。この菌株の代謝は再構築されており、ゲノムスケールの代謝モデルの形で利用可能である^[8]。