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Dota 2

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Dota 2』(ドータ・ツー)は、Valve Corporationが開発したWindowsMac OSLinuxマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム。『DotA Allstars』の精神的続編。なお、DotA Allstarsは『ウォークラフトIII』のModだが、Dota 2は公式のゲームソフトである。

概要 ジャンル, 対応機種 ...

対象年齢については、本作のプラットフォームであるSteamの年齢制限が13歳以上であるため、同じ年齢制限だと思われる(詳細は不明)。

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ルール

2つのチーム(RaidiantとDire)が5対5に分かれて戦うマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナである。互いのチームが敵のタワーを破壊しつつ、敵のエンシェント(本陣)を先に破壊した方が勝利となる。どちらかのチームのプレイヤーが全員抜けてしまった場合は不戦勝となる。

ゲームの進行構成(レーンクリープ)

このゲームには、ヒーロー以外にコンピューターが自動生成して敵の本陣を破壊しようとする、クリープという生物が存在する。このクリープは初期時は通常クリープだが、どちらかのチームが1つの(遠距離または近距離)バラックを破壊すると、それに応じたスーパークリープという生物が生成される。

このバラックがすべて破壊されると、メガクリープという生物が生成されるようになる。このメガクリープは、ヒーローと同じような破壊力を持つため、メガクリープが生成されるようになると大抵の試合は終局を迎える。

クリープは敵本陣を攻めるクリープだけではなく、レーンとレーンの間にあるジャングルと呼ばれる場所にニュートラルアイテムをドロップするクリープが存在する。そのニュートラルアイテムは、バックパックかニュートラルアイテム専用の枠(1つだけ)にしか入れられないが、「アーマー+」や「移動速度+」など役に立つ効果が付属していることがある。

ロシャン(特殊な中立クリープ)

中立クリープの中にはロシャンという巨大な怪物が存在する。このロシャンを倒すと一度死んでもその場で生き返るAegis of Immortal(日本語表記ではエージス)が手に入る。通常、このエージスはロシャンを倒したチームが手に入れられるが、何らかの方法で、倒したチームが手に入れる前にもう一方のチームが盗むことも可能である。

このロシャンはVersion 7.00以前はDire寄りに位置していたが、Version 7.00以後はDire及びRadiantの間にロシャンピットがあり、その中に存在する。ロシャンはVersion 7.31d時点では視覚で確認できるワードユニットを一度の攻撃で破壊できる仕様になっている。

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DOTA PLUS

DOTA PLUSは月額400円ほどで利用できるサブスクライブサービスである。

主な利点

  • 週に一回3試合勝利することで貰えるウィークリーリワードが500→1000シャードに増量。
  • 試合後にゴールドなどの入手ソースの割合や敵に与えたダメージを各ダメージスキルソースごとに確認できる。
  • クリアすれば大量のシャードを獲得できるクエストに挑戦できる。
  • 勝利予測チャームを使いシャードを獲得できる。
  • PLUSストア限定のアイテムを購入できる。
  • レリックはシャードで購入し、マイルストーンをクリアするとヒーローXPが獲得できる。コモンレリックは1600シャードで購入し、マイルストーンごとに5ヒーローXPを獲得できる。レアレリックは3200シャードで購入し、マイルストーンごとに30ヒーローXPを獲得できる。特定のレリックは購入できず、ランダムでレリックが当たる(Version 7.31d以降はDOTA PLUSサブスクライバー以外も使うことができる)。
  • DOTA PLUSは、通常はブロンズティア(1~5ヒーローレベル)までしかレベルアップできないヒーローレベルを、シルバーからグランドマスターティア(6~30ヒーローレベル)までの全レベルを開放することができる。
さらに見る ティア, レベル ...
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基礎知識

要約
視点

マップ

Radiant側の一番上のレーンがoff(トップ)、中央のレーンがミドル、一番下のレーンがsafe(ボトム)である。Dire側から見ると逆になる(safeがトップ、offがボトム)。

ワード

ワードは設置することで効果を発揮するアイテムである。ワードには制限時間があり、敵チームに壊される(ディワードされる)ことがある。

オブザーバーワード
ゲーム開始前に初期アイテムとして0ゴールドで2つだけ入手できる。視界を展開する。
セントリーワード
ゲーム開始前に初期アイテムとして50ゴールドで購入できる。敵の透明化や地雷、敵ワードなどを看破することができるTrue Sightを展開する。

建造物

フィールド上には建造物がありそれぞれ役割を持っている。味方の建造物にはテレポートできる。建造物等を一定時間無敵状態にするグリフを適用することができる。グリフが適用されるユニット:タワー、バラック、エンシェント、クリープ

タワー
レーンにあり手前からTier1タワー、Tier2タワー、Tier3タワーとある。敵に対して攻撃をする。視界を提供。タワーの攻撃力は強く、序盤は壊すことが難しい。タワーを手前から順番に破壊していくことで敵の本陣に攻め入ることができるようになる(Tier1タワーを壊すとTier2タワーの無敵状態が解除されて壊すことができるようになる)。テレポート可能。
バラック
バラックには近距離クリープがスポーンする位置にあるメレーバラックと遠距離クリープがスポーンする位置にあるレンジバラックがある。メレーバラックは1秒に5HPを回復する。敵に対して攻撃はしてこない。バラックが壊された数に応じて壊したチームのクリープが強化される。そのためすべてのバラックを壊すとヒーローと同じほどの破壊力を持つメガクリープに強化される。テレポート可能。
ビルディング
基地のタワーの近くにある小さい建造物。テレポート可能。
エンシェント
敵のこの建造物を壊すと勝利。エンシェントは自然回復をする。テレポート可能。
Outpost
RadiantとDireのsafe側ジャングルにそれぞれ一つだけあり、この建造物は最初は味方用で固定だが、いずれかのTier2タワーが壊された場合アクティブ状態になり、敵が所有することができる。一定時間に一度経験値が支給されるなどのメリットがあるため、Outpostをとったチームが優勢になる。破壊不可。テレポート可能。
RadiantとDireの基地の一番奥に一つずつあり、味方にはHPとマナを高速で回復させる泉回復のバフが付与するが敵に対しては光線で攻撃する。光線は物理ダメージ。攻撃ごとにデバフを配置する。近くにほぼすべてのアイテムを購入できるホームショップがある。破壊不可。
ツインゲート
Radiant側とDire側に一つずつある。チャネリング後対のツインゲートへとテレポート。
ウォッチャー
mapにちらほら存在し、最初は中立だがヒーローがチャネリングするとそのヒーローのチームの味方になる。ただ、一定時間後中立に戻る
ロータスプール
この建造物の内側に敵ヒーローがいない状態で待機すると使用するとヘルスとマナを回復するヒーリングロータスが手に入る。
ウィズダムシュライン
経験値が貯まった状態のこの建造物の近くに敵ヒーローがいない状態で待機すると経験値が手に入る。

テクニック

ラストヒット
クリープにとどめを刺すこと。味方クリープの場合(ディナイ)経験値のみ、敵クリープの場合経験値とゴールドを獲得できる。
プル
レーンクリープをジャングルにいるジャングルクリープとぶつける。敵クリープウェーブは味方クリープウェーブとぶつからないのでレーンを強制的に下げる(クリープの戦いを味方タワー側に寄せる)。このテクニックを使うと味方タワー側にクリープが集まるのでラストヒットがとりやすくなる。
ディナイ
設定のオプションから設定することで使えるテクニック。味方クリープにとどめを刺すこと。
アグロ
敵クリープを攻撃しクリープウェーブを自分側に寄せる。
スタック
クリープを増やすテクニック。キャンプ内にユニットまたはセントリーワードが無い場合ジャングルクリープが一分毎に湧く性質を利用し、キャンプでクリープを攻撃して自身に追尾させる。そうしてキャンプの中にユニットが無い状態にすることでクリープを湧かせることができる(特に何もない場合に自分たちが湧いたキャンプへ戻るというジャングルクリープの性質を利用する)。
ディスジョイント
遠距離攻撃の中にはblinkなどをすることによって避けられるものがあり、そのことをいう。

ファセット

ゲーム開始前に選択することができ、ファセットによってはアビリティーやその特性を変えることができる。

スキル

アビリティー
各ヒーローが4つ程度持つ固有の技。Aghanim's ScepterやAghanim's Shardを使うことで新しいアビリティーの追加や既存のアビリティーの強化などができる。アビリティーアイコンの左にある木の形をしたタレントツリーでアビリティーの持続時間を延長したりヘルス(HP)やマナの容量を増やすことができる。アビリティー使用には基本的にマナを消費する。アビリティーによってはヘルスを消費するものもある。アビリティーは大まかに分けてアクティブスキルとパッシブスキルに分かれる。アクティブスキルは発動することで効果を発揮するがパッシブスキルは常時もしくは特定の状態で自動発動する。
クールダウン(CD)
アビリティー使用後にアビリティーアイコンに表示される次に使えるまでの秒数。
アルティメットスキル(ULT)
多大な効果を持ち、例外もあるが基本的にレベル6になると習得できるアビリティー。強力なアビリティーが多くその分クールダウンが基本的に60~100秒程度と比較的長い。
状態異常スキル(CC)
さらに見る 名称, 攻撃 ...
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ヒーロー

要約
視点

本作で使用されているヒーローのほとんどは前作の『DotA Allstars』を引き継いでいるものが多いが、前作は公式のゲームではなかったため(『ウォークラフトIII』のMod)、『DotA Allstars』で使用されているヒーローの大部分は現在もブリザード・エンターテイメント(『ウォークラフトIII』の販売元)が所有権を持つ。

以下の表が、現在、公式に発表されているヒーローである。また、攻撃方法であるmeleeは通常攻撃が近接攻撃、rangeは通常攻撃が遠距離攻撃だという意味である。

さらに見る 名前, 読み方 ...
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アイテム

要約
視点

ゲーム内でヒーローに属性等を提供したりするものでゲーム内の通貨であるgoldで購入できる。

以下の表が現在ゲーム内で利用可能なアイテムである。

さらに見る 名前, 読み方 ...
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大会

毎年8月に開催されるThe Internationalは世界最高賞金額の大会であり、Dota 2の頂点を決める最高峰の大会でもある。ほかにメジャー大会も年数回実施されている。

アップデートによる変更

VR観戦モードの追加

2016年8月8日から13日にかけて開催される公式世界大会「The International 2016」に併せて行われた大型アップデートにて、「VR観戦モード(VR Spectator Mode)」が追加された[1]。このモードでは「Dota VR Hub」によってマップ上の状況を俯瞰視点から見たり戦士と同じ視点で戦闘を見られるほか、他のプレイヤーとともに巨大なスクリーンで試合を観戦することもできる[1]

パッチノート(公式サイト)

7.38:https://www.dota2.com/patches/7.38

出典

外部リンク

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