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Elasticsearch

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Elasticsearch
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Elasticsearch(エラスティックサーチ)はLucene基盤の分散処理マルチテナント対応検索エンジンである。バージョン7.10以前はApache License 2.0下で、8.16以降はAGPLv3下で利用可能なオープンソースソフトウェア(OSS)である。7.11からAGPLv3が追加されるより前の間のバージョンはOSSではないもののソースコードが公開されているソースアベイラブル・ソフトウェアであった[2]。現在はオランダアムステルダムに本社を置くElastic社が中心になって開発が進められている[3]。なお「Elastic Search」といったように間に空白を入れる・「search」の頭を大文字にするといった表記は誤り(ただしVer.1.0.0リリース前にはそのような表記も混在していた)[4]

概要 作者, 初版 ...
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ベルリン Buzzwords 2010で発表する開発者Shay Banon

全文検索に特化しており、他のソリューションと比較しても圧倒的な全文検索スピードと利便性を誇る[5]。Elasticsearchの内部ではApache Luceneが提供する超高速全文検索をフル活用しており、スケーラブルスキーマレスマルチテナントを特長とする。

Javaで組まれたソフトウェアであり、商用を含めた検索エンジン業界では一番人気(2016年9月現在)[6]とされている。著名な導入例としてWikimedia[7]Facebook[8]StumbleUpon[9]Mozilla[10][11]アマデウスITグループQuora[12]Foursquare[13]Etsy[14]SoundCloud[15]GitHub[16]FDA[17]欧州原子核研究機構[18]Stack Exchange[19]Netflix[20]Pixabay[21]Sophosなどがある。

Amazon.comは、Amazon Web Services(AWS)においてElasticsearchをベースとした「Amazon Elasticsearch Service」を提供していたが、Elastic社はかねてより「AWSはOSSにタダ乗りする形で大きな利益を得ている」と主張していた。2021年にElastic社はElasticsearchのライセンスを変更し、商用マネージドサービスでのElasticsearchの利用を制限する行為に踏み切った。これに対しAmazonは、ライセンス変更前のElasticsearchをforkする形で新たに「OpenSearch」を立ち上げており、同年9月に今後はOpenSearchベースのサービスを提供していくことを発表している[22]

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脚注

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外部リンク

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