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Excavator (マイクロアーキテクチャ)
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Excavator(エクスカベーター)とは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズによって開発されたマイクロプロセッサである。2015年6月3日に正式発表され[2]、AMD APUとして製品化された。
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概要
Bulldozer系統の4世代目となるアーキテクチャ。APUにチップセットの機能が統合されSoCとなった[2]。
2015年にリリースされたExcavatorベースのメインストリーム向けCPUとAPUは『Carrizo』というコードネームで[3][4]、HSA 1.0に対応するように設計されている[5]。 時を同じくして、Excavatorベースのサーバーおよびエンタープライズ向けのAPUやCPUは『Toronto』というコードネームでリリースされた[6]。
2016年にはSocket AM4及びDDR4に対応した、コードネーム『Bristol Ridge』及び『Stoney Ridge』のAPUとCPUが発表された[7]。
特徴
→クラスタードアーキテクチャについては「Bulldozer (マイクロアーキテクチャ)」を参照
ExcavatorはAVX2, BMI2, RdRandのような新しい命令をサポートする[8]。Excavatorは電力消費とダイサイズを削減するために、普通はGPUに使われるような「High-Densityライブラリ」(Thinライブラリ)を用いて設計された。これにより30%のエネルギー消費効率の向上がもたらされた[9]。Excavatorは以前のSteamrollerに比べて最大15%多くのIPC (instructions per clock; クロックあたりの命令数) を処理できる[10]。キャッシュ構造にも手が加えられ、L1データキャッシュが倍増した一方で、L2キャッシュの容量は減少した[11]。
2016年に発表されたBristol Ridgeでは、半導体そのものには手を加えずにAPUの制御方法を調整することで、約20%の性能向上を成し遂げた[12]。
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製品一覧
デスクトップ向け
- Carrizo
- 対応ソケット: Socket FM2+
- Bristol Ridge
- 対応ソケット: Socket AM4
サーバー向け
- Toronto
モバイル向け
- Carrizo
- Bristol Ridge
- Stoney Ridge
組み込み向け
- Merlin Falcon
- Brown Falcon
- Prairie Falcon
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脚注
関連項目
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