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FREMM計画
フランスとイタリアによるフリゲートの共同開発計画 ウィキペディアから
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FREMM計画(ふれむけいかく、イタリア語: Fregata Europea Multi Missione、フランス語: Frégates Européennes MultiMissions、FREMM)またはマルチミッションフリゲート[2][3]とは、フランスとイタリアが共同で行う汎用フリゲート開発計画である。但し、フランス海軍では、Dから始まる艦番号を与えられ、駆逐艦相当として扱われている。
2005年11月16日に決定された当初計画では、フランスが17隻、イタリアが10隻を調達する計画であった(後述のアメリカ海軍の分を除く)。
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フランス
→詳細は「アキテーヌ級駆逐艦」を参照
フランスの導入計画は当初、2隻のトゥールヴィル級駆逐艦及び6隻のジョルジュ・レイグ級駆逐艦を更新する対潜型(ASM:anti-sous-marine)8隻と、9隻のデスティエンヌ・ドルヴ級通報艦を更新する対地型(AVT:action vers la terre)9隻の合計17隻を、8隻・4隻・5隻の3段階に分けて導入する予定であった。
しかし計画修正により隻数はまず11隻、続いて8隻まで減らされ、また対地型が取り止めになり対空型(FREDA:Frégates de défense aériennes)2隻に変更された。最終的に計画は対潜型6隻と対空型2隻で進行した。対潜型6隻は2013年から2020年までに就役し、その後2021年と2023年に対空型2隻が就役した。
イタリア
→詳細は「カルロ・ベルガミーニ級フリゲート (2代)」を参照
イタリアの導入計画は、7隻のマエストラーレ級フリゲートと4隻のソルダティ級フリゲート(ルポ/アルティリエーレ級)を対潜型(ASW)4隻と汎用型(GP:General Purpose/LA:Land Attack)6隻で更新する計画であり、特に汎用型には対地攻撃能力を重視した装備が計画されている。
モロッコ
フランス海軍仕様のアキテーヌ級駆逐艦に準じた設計。
モロッコ海軍は、フランスよりアキテーヌ級に準ずる対潜型1隻の調達を決定。建造は「アキテーヌ」の後、「ノルマンディー」の前に行われた。艦名は現在のモロッコの国王の名に因んでムハンマド6世とされており、2014年1月30日に就役した。
エジプト
エジプト海軍は、2015年2月にアキテーヌ級駆逐艦の2番艦「ノルマンディー」を購入[4]、エジプト海軍に「F1001 タヒヤ・ミスル」として就役した[5]。
アメリカ合衆国
→詳細は「コンステレーション級ミサイルフリゲート」を参照
アメリカ海軍は2017年より導入検討を開始し、2019年6月20日より開始されたFFG(X)(次期誘導ミサイルフリゲート)設計案コンペティションに、FREMM計画をベースにしたフィンカンティエリS.p.A社の案に決定した事を2020年4月30日付けで公表されコンステレーション級ミサイルフリゲートとなった。
コンステレーション級は、武器システムにイージスシステム ベース10を搭載したイージス艦であり、武装としてMk 41VLSやMk110 57mm砲の装備を予定している。
基本型1隻と別仕様の9隻が建造され、フィンカンティエリの傘下企業であるマリネット・マリーンが担当する。[7]
脚注
外部リンク
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