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Folio
国際的なFolioコミュニティが開発した、図書館管理のためのクラウド対応のオープンソース ウィキペディアから
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Folio(正式名称:FOLIO、ラテン語の「葉」に由来)は、国際的なFolioコミュニティが開発した、図書館管理のためのクラウド対応のオープンソースである。Folioは、ソフトウェア会社Index Dataが2015年から開発し、EBSCO Information Servicesが出資している。実行可能なソフトウェアの基盤は2016年9月から公開され、機能モジュールを備えた初期バージョンは2018年に発表された[3][4][5][6][7]。
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目標
特に拡張性が高く、単体でもマルチクライアントのクラウドシステムとしても運用でき、メタデータ管理、収集、電子リソースの管理、貸出、ユーザー管理、システム管理、統合などの分野で学術図書館の要件を満たすことが望ましい。機能要件は、ドイツの図書館協会GBVとhbz、およびSOAS[8]によってまとめられ、Folioコミュニティによってさらに開発が進められている。
このプロジェクトは、ExLibrisの独自のクラウドシステムAlmaおよびOCLCのWMSに代わるオープンソースを作成することを目的としている[3]。
コードとアーキテクチャ
ソフトウェアコードはGitHubで管理され、記録されたウェビナーは、潜在的なソフトウェア開発者に対する紹介動画となっている[9]。
使用される技術は、モジュール間通信用のVert.xとJSON、ユーザーインターフェイス用のReactとRedux、および永続性インターフェイス用のRAMLである[10]。
「プラットフォーム」と呼ばれるソフトウェア基盤は、ユーザーインターフェイス用のビルディング・ブロック、モジュール間の通信を行うメッセージ・バスである「Okapi」、およびデータベースを含むシステム管理レイヤーで構成される。貸し出しや購入などの機能モジュールは、このソフトウェア基盤上に構築される[11]。
名称
英語とドイツ語では、Folioという名前は図書館分野で3つの意味を持つ。ページの数え方(Foliumを参照。)に加えて、Folioは本のフォーマットと歴史的な紙のフォーマットも示す。
「the Future of Libraries is Open(図書館の未来は開かれている)」という英語のモットーは後で追加されただけであり[12] [13]、フォリオはバクロニムと言える。
オープンライブラリ財団
組織だけではなく、財政や著作権を管理するために、米国に本拠とし、Open Library Foundation(OLF)が2016年にNPOとして設立された。Kuali Open Library Environmentのコミュニティは、Kuali Foundationを離れ、2016年にOLFに加わり、新しいFolioソフトウェア基盤でこれまでの目標を追求することとなった[3][14]。ドイツ語圏のメンバーは、図書館協会GBVとhbzで、新しいFOLIOプラットフォームでの図書館管理システムの開発に取り組んでいる[15][16][17]。
反応
図書館関連の学会[18] [14]およびウェブサイト[4][3] [19][20]では、Folioのプロジェクト発表の場が広くとられ、活発な議論が行われた。図書館ネットワークhebisは、2022年からFOLIOへの複数年にわたる移行プロジェクトを開始する予定である[21]。
導入機関
要約
視点
以下が導入(予定)機関の一覧である[22]。ERMからFullに移行した機関の場合、導入年はERMを導入した年としている。
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脚注
外部リンク
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