Garuda Linux

ウィキペディアから

Garuda Linux

Garuda Linuxは、Arch Linuxの仕様をベースとしたゲーミング目的のLinuxディストリビューションである[2][3]デスクトップ環境は複数提供されるが、デフォルトはKDE Plasmaである[4]。「Garuda」はヒンドゥー教仏教に由来する言葉で、「神聖な鷲のような太陽の鳥である鳥の王」として定義されている[5]

概要 開発者, プログラミング言語 ...
Garuda Linux
Thumb
Thumb
Garuda Linux Dr460nized, "Bird of Prey"
開発者 SGS, Shrinivas Vishnu Kumbhar (Librewish), tbg, dr460nf1r3 (Nico), Yorper, Naman Garg, Filo, TNE, Πέτρος (Petsam), Dalto, Zoeruda, Eduard Tolosa, Ankur Kumar
プログラミング言語 C, C++, Python, D, Java
OSの系統 LinuxUnix系
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
初版 2020年3月26日 (5年前) (2020-03-26)
最新安定版 ローリングリリース / 29 October 2023
リポジトリ gitlab.com/garuda-linux
使用できる言語 50言語以上(日本語対応)
パッケージ管理 Pacman
カーネル種別 モノリシックLinuxカーネル
影響を受けたOS Arch Linux
既定のUI KDE Plasma[1][注釈 1]
ライセンス 様々
ウェブサイト garudalinux.org
サポート状況
サポート中です。
テンプレートを表示
閉じる

Garuda LinuxはArch Linuxの仕様をベースとしており、パッケージ管理システムPacmanを利用するローリングリリースアップデートモデルを特徴とする[2]

歴史

Garuda Linuxは、インド出身の大学生であるShrinivas Vishnu Kumbharとドイツ出身のSGSによって2020年3月26日にリリースされた[6]

特徴

Thumb
Garuda Linuxのウェルカムページ

Garuda Linuxの操作はArch Linuxのようにコマンドラインへ集中しておらず、全てに対しGUIが提供されている[7]。Garuda Linuxのインストール処理は、グラフィカルインストーラーのCalamaresを利用して行い、ブートローダーにはGRUBを利用する。Garuda LinuxはスナップショットをサポートするBtrfsファイルシステムをデフォルトで使用する[3]。スナップショットはブートローダーからアクセス可能で、圧縮をサポートする[3]。Garuda LinuxにはPacmanのGUIフロントエンドとしてManjaroのpamacが含まれ、これによりPacman提供のパッケージや、SnapおよびFlatpakのパッケージをインストールすることができる[8]AURへのサポートはChaotic-AURが提供する。またコマンドラインを利用することもできる。Garuda Linuxにはさらに、カーネルなどのシステム設定用プログラムであるGaruda Settings Managerや、管理者設定変更用のGaruda Assistantも含まれる[5]。Garuda Linuxのメインテーマは、macOSと似ていることで知られる Dra460nized (dragonized) カスタムKDE Plasmaテーマである[7]

Garuda Linuxに含まれるGaruda Gamerにより、ゲーミング関連パッケージのインストールが容易となるGUIが提供される[5][2]

Garuda Linuxがローリングリリースモデルということは、システムソフトウェアコンポーネントのアップデートは特別なソフトウェアアップデートを利用して行うのではなく、標準ソフトウェアアップデート中に行われることを意味している[4]

関連項目

脚注・出典

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.