トップQs
タイムライン
チャット
視点

N,N-ジイソプロピルエチルアミン

ウィキペディアから

N,N-ジイソプロピルエチルアミン
Remove ads

N,N-ジイソプロピルエチルアミンN,N-diisopropylethylamine, 略称 DIPEA または DIEA)はアミン化合物の一種。常温では無色で強いアミン臭を持つ液体。ほとんどの有機溶媒と任意の割合で混合するが、には不溶である。ドイツの化学者であるジークフリート・ヘルムート・ヒューニッヒにちなみ、ヒューニッヒ塩基 (Hünig's base) とも呼ばれる。

概要 ,-ジイソプロピルエチルアミン, 識別情報 ...
Remove ads

性質

塩基性。似た構造のトリエチルアミンに比べてかさ高い置換基を持つため N-アルキル化を受けにくく、求核性が低いという特徴を持つ。代表的な非求核塩基の一つである。

用途

求核性が低いことから、アルキル化反応などに共存させる塩基として多用される。特に生理活性化合物の全合成において頻繁に用いられる。

安全性

引火点 10 ℃の可燃性液体である。皮膚に接触すると炎症を発生することがある。ラットでの経口毒性は 200–500 mg/kg 程度。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[1]

脚注

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads