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JAX-RS

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Jakarta RESTful Web Servicesは、Eclipse Foundationが開発している、RESTアーキテクチャに基づくWebサービスのための機能を提供するJava言語のAPIである[1]Jakarta EE Platformに含まれている。Java 8まではJava Platform, Enterprise Editionの一部でJava API for RESTful Web Services (JAX-RS) という名称だった。Jakarta RESTful Web ServicesはJava SE 5で導入されたアノテーションの仕組みを用いて、シンプルな開発を実現する。

概要 開発元, 初版 ...
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沿革

  • 2008年9月8日 - JAX-RS 1.0をリリース。[2]
  • 2009年9月17日 - JAX-RS 1.1をリリース。Java EE 6においてバージョン1.1が仕様の一つとして取り込まれており、Java EEの標準仕様の一つとなっている。Java EE以外の環境においても、例えばWebアプリケーションの設定ファイルであるweb.xmlに登録することで、利用可能である。[3]
  • 2013年5月22日 - JAX-RS 2.0をリリース。クライアントAPIやフィルタといった機能が追加されており、Java EE 7に含まれている。[4]
  • 2017年7月13日 - JAX-RS 2.1をリリース。Java EE 8に含まれている。[5]
  • 2019年8月5日 - Jakarta RESTful Web Services 2.1をリリース。Jakarta EE 8の一部である。JAX-RS 2.1から名称変更しただけである。[6]
  • 2020年9月23日 - Jakarta RESTful Web Services 3.0をリリース。名前空間がjakarta.ws.rsに変更になった。Jakarta EE 9の一部。[7]
  • 2022年2月28日 - Jakarta RESTful Web Services 3.1をリリース。Jakarta EE 10の一部。[8]
  • 2024年4月3日 - Jakarta RESTful Web Services 4.0をリリース。Jakarta EE 11の一部。[9]
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仕様

Jakarta RESTful Web Servicesは、リソースクラスPOJOのJavaクラス)をWebリソースにマッピングするのを助けるアノテーションを提供する。アノテーションの例を以下に示す。

  • @Path : リソースクラスやメソッドに相対的なパスを指定する。
  • @GET, @PUT, @POST, @DELETE, @HEAD : HTTPメソッドの種別を指定する。
  • @Produces : レスポンスContent-Typeを指定する。
  • @Consumes : リクエストで受け入れ可能なContent-Typeを指定する。

加えて、リクエストからメソッドの引数に情報を読み込むためのアノテーションも提供している。これらの@*Paramアノテーションは必要な値を取得するためにキーを要求する。

  • @PathParam : パスとメソッド引数を紐付ける。
  • @QueryParam : HTTPのクエリとメソッド引数を紐付ける。
  • @MatrixParam : HTTPのマトリックスパラメータとメソッド引数を紐付ける。
  • @HeaderParam : HTTPヘッダーとメソッド引数を紐付ける。
  • @CookieParam : HTTP cookieとメソッド引数を紐付ける。
  • @FormParam : フォームの値とメソッド引数を紐付ける。
  • @DefaultValue : 上記のキーが存在しない場合のデフォルト値を指定する。
  • @Context : 全体のコンテキストを返す(例 @Context HttpServletRequest request)。
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実装

Jakarta RESTful Web Services自体はAPIであり、実際の実装として下記のようなものがある。[10]

脚注

外部リンク

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