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Lsof
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lsof(エルエスオーエフ)コマンドは"list open files"の意味であり、多くのUnix系オペレーティングシステムで、オープン中のファイルやそのファイルをオープンしているプロセスのリストを出力するコマンドである。このオープンソースのユーティリティは、パデュー大学コンピューティングセンターの元アソシエートディレクター、ビクター・A・アベルによって開発・サポートされた。lsofはいくつかのUnix系OSで動作し、サポートされている。[4]
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例
オープン中のファイルには、すべてのプロセスがオープンしているディスク上のファイル、名前付きパイプ、ネットワークソケット、デバイスが含まれる。使用例の1つとしては、(特定できない何らかの)ファイルが使用中のであるために、ディスクがアンマウントできない時である。オープン中のファイルの一覧を確認することで(必要に応じてフィルタをかけることで)ファイルを使用しているプロセスを特定することができる。
# lsof /var
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
syslogd 350 root 5w VREG 222,5 0 440818 /var/adm/messages
syslogd 350 root 6w VREG 222,5 339098 6248 /var/log/syslog
cron 353 root cwd VDIR 222,5 512 254550 /var -- atjobs
特定のデーモンに関連づけられているポートを確認するには、次のようにする。
# lsof -i -n -P | grep sendmail
sendmail 31649 root 4u IPv4 521738 TCP *:25 (LISTEN)
上のコマンドの実行結果より、「sendmail」が標準ポート "25" 番をlistenしていることが確認できる。
-i- IPソケットをリストする。
-n- ホスト名の解決を行わない。(つまり、DNSを使用しない)
-P- ポート名の解決を行わない。(つまり、ポート名の代わりにポート番号をリストする)
他には、lsof -Uを使用すれば、Unixソケットを一覧することもできる。
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lsofの出力
lsofの出力は以下の内容を表している。
- そのファイルをオープンしているプロセスのID(PID)
- そのプロセスのグループID(PGID)(オプション)
- 親プロセスのプロセスID(PPID)(オプション)
- プロセスが実行しているコマンド
- プロセスのオーナー
- プロセスが使用している、実行中のテキストファイルおよび共有ライブラリを含む、すべてのファイルのそれぞれに対して以下の項目を表示する
- 可能なら、そのファイルのファイル記述子の数
- ファイルのアクセスモード
- ファイルのロック状態
- ファイルのデバイス数
- ファイルのinode数
- ファイルのサイズまたはオフセット
- ファイルが格納されているファイルシステムの名前
- ファイルのパス名の利用可能なすべてのコンポーネント
- ファイルのストリームコンポーネントの名前
- ファイルのローカルおよびリモートのネットワークアドレス
- ファイルのTLIネットワーク(主にUDP)の状態
- ファイルのTCPの状態、読み込みキューの長さ、および、書き込みキューの長さ
- ファイルのTCPウィンドウの読み込みおよび書き込みの長さ(Solarisのみ)
- その他のファイルまたはファイルタイプ固有の値
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関連項目
fuser- stat (Unix)
netstatstrace- UNIXユーティリティの一覧
- SysinternalsのProcess Explorer - Windows向けの同等コマンド (Find menu -> Find Handle or DLL)
脚注
外部リンク
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