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MEG ザ・モンスターズ2
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『MEG ザ・モンスターズ2』(メグ ザ・モンスターズ2、原題:Meg 2: The Trench)は、2023年公開のアメリカ・中国合作によるSF・アクション・スリラー映画。
スティーヴ・オルテンが、1999年に発表した『The Trench』を基にして、Dean GeorgarisとJon&Erich Hoeberが脚本を執筆し、ベン・ウィートリーが監督を務めた。2018年公開の映画『MEG ザ・モンスター』の続編であり、前作からジェイソン・ステイサムとクリフ・カーティスが続投し、ウー・ジン、ソフィア・ツァイらが出演する。
本作は、2023年6月9日に上海国際映画祭でプレミア上映され、アメリカ合衆国においてはワーナー・ブラザース・ピクチャーズが配給を担当し、8月4日に公開。日本では8月25日に公開された。
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あらすじ
要約
視点
メガロドンが発見された5年後。ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は汚染物質を不法に海洋投棄する船を取り締まりながら、海洋研究センター『マナ・ワン社』で海底の調査を担当していた。マナ・ワン社のCEOであるジウミンは、海底調査用のパワードスーツを開発しつつ、幼魚から育てたメグの“ハイチ”で研究成果を上げていた。ジウミンの姪のメイインは14才になったが、親代わりのテイラーが危険だからと深海潜水を許さないことが不満だった。
2隻の潜水艇に別れて、スタッフと共に海底調査に赴くテイラーとジウミン。テイラーの艇にはメイインが密航していた。深海で大型のメグと一緒にいるハイチを発見するテイラーたち。雌のハイチは繁殖相手を求める年頃になっていたのだ。ハイチたちを追った潜水艇は、謎の海底施設を発見した。それは、マナ・ワン社に資金援助している富豪のヒラリー・ドリスコルが、不法に海底の資源を採掘している施設だった。証拠を消すために海底施設を爆破して、潜水艇を巻き添えにするドリスコル。航行不能に陥ったテイラーたちは潜水服を着用し、メグがうろついている海底を徒歩で進んで、犠牲者を出しながらも海底ステーションに辿り着いた。
地上のスタッフは救難艇を出そうとしたが、何者かの工作で艇は破壊されていた。海底ステーションに入ったテイラーたちは、高価なレア・アースを違法に採掘している証拠を掴み、脱出ポッドに向かったが、ポッドは地上からの遠隔操作で無人のまま発射された。地上スタッフのジェスがドリスコルに買収されて、テイラーたちの抹殺を図ったのだ。ドリスコルは海上のマナ・ワン施設を乗っ取り、違法採掘の拠点にする気でいた。
ポッドのエアロックに閉じ込められ、注水によって溺れかけるテイラーたち。仲間を救うためにテイラーは、潜水服もボンベもない生身の状態でメグたちがいる深海を泳ぎ、別のハッチから施設に入った。そこにはドリスコルの手下のモンテスが潜んでいたが、彼と戦い、間一髪でメイインたちを救い出すテイラー。一同はモンテスの潜水艇で脱出した。
マナ・ワンを襲撃するドリスコルの傭兵部隊。マナ・ワンに戻ったテイラーたちはボートで脱出を図ったが、周辺には深海から浮上して来たメグが3頭も徘徊していた。マナ・ワンから60キロの位置にリゾート客で賑わう島があり、メグの襲来を警告するために島に向かうテイラーたち。だが、メグより先に島を襲ったのは巨大タコだった。
メグを退治して名を上げ、同時にテイラーたちを殺して口封じするために、島に上陸するドリスコルと傭兵部隊。彼らに襲いかかったのは古代のトカゲ魚の大群だった。傭兵たちがトカゲ魚に手こずる間に、ジェットスキーでメグに戦いを挑むテイラー。ジウミンは手作りの爆弾で巨大タコに挑み、他の仲間たちは通信設備を探して救助を求めた。ドリスコルと傭兵たちはトカゲ魚に喰い殺され、飼っていたハイチ以外のメグを倒して、テイラーたちはリゾート客たちを救った。
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キャスト
- ジョナス・テイラー - ジェイソン・ステイサム(山路和弘)
- ジウミン・ジャン - ウー・ジン[11](加瀬康之)
- メイインの叔父で前作『MEG ザ・モンスター』に登場したスーイン(今作では故人)の兄。
- ジウミンの姪。
- 海溝での違法な採掘を指揮する犯罪者。
- ジェス - スカイラー・サミュエルズ[13](花澤香菜)
- リガス - メリッサンティ・マハウト(村中知)
- カーティス - ウーピー・ヴァン・ラーム(織部ゆかり)
- サル - キラン・ソニア・サワル(森川美咲)
- ランス - フェリックス・メイヤー(武内駿輔)
- ヒラリー・ドリスコル - シエンナ・ギロリー[13](朴璐美)
- ジウミンの研究に出資してる投資家。
- ココ - スイ・フォン・アイビー・ツイ(藤田曜子)
- ファン・アイランドで働く女性。前作にも登場[14]。
- 犬のピピン - マッチョ
- ココの飼い犬。前作にも登場[14]。
- オウムの声 - サラ・ディー(武内駿輔)
- ジョナスが潜入する貨物船で飼われているオウム。
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製作
企画開発
2018年4月、ジェイソン・ステイサムは、『MEG ザ・モンスター』(2018年)の続編に関して、この映画(『MEG ザ・モンスター』)が興収的にも好評であれば実現するだろうと語り、「今の時代は何でもそうだと思うが...儲かれば、もっと儲けたいと欲がでるのが当然だ。そして、うまくいかなければ、すぐにでも(映画の存在を)隠してなかったものとしてしまうだろう...でも、それがハリウッドのやり方なんだ」と述べた[15]。同年8月、スティーヴ・オルテンは「私の感覚では、この作品はきちんと評価されれば、必ず10億ドル規模のフランチャイズになると思っていた。しかし、きちんと評価されるためには、サメを正確に理解したり、キャストを正しく理解し、さらに、そのトーンを正確に理解する必要がありました。そして、ワーナー・ブラザースはそれを完全に実現してのけた。プロデューサーたちはやってのけたんだ」と語った[16]。2018年10月、エグゼクティブ・プロデューサーのCatherine Xujun Yingは、続編製作が開発の初期段階にあることを発表した[17]。
プリプロダクション
2019年3月、脚本家のDean GeorgarisとJon & Erich Hoeberが本作の脚本担当に復帰し、現在、その脚本が執筆中であることが発表された[18][19]。2020年9月のニュースレターで、オルテンは『Meg 2: The Trench』と題された脚本が完成したことを認め、その「ダーク」なトーンとR指定(前作のPG-13に対し)の可能性に関心を寄せた[20]。2020年10月にはベン・ウィートリーが監督を務めることが発表された[21][22]。
撮影
2021年4月、ステイサムは撮影が2022年1月に開始されると述べた。そして、1月末にはロンドン郊外のワーナー傘下のリーブスデン・スタジオで予定通り撮影が始まり、2022年2月4日には主要撮影が開始された[23]。5月までそこで撮影が続けられた後に、おそらくアジアでの屋外ロケに切り替わった。製作が進む中、シエンナ・ギロリーやスカイラー・サミュエルズ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、ウー・ジンが役名不明ながらも本作に出演することが発表された[23]。
音楽
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズが、前作から引き続き、続編となる本作の作曲を担当した[24]。
公開
2023年6月9日に上海国際映画祭でプレミア上映された。
アメリカ合衆国においてはワーナー・ブラザース・ピクチャーズが配給を担当し、8月4日に公開[12]。
受賞歴
脚注
外部リンク
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