トップQs
タイムライン
チャット
視点
MP-443
ウィキペディアから
Remove ads
イジェメック MP-443(ИМЗ MP-443)またはPYa「グラッチ」は、ロシアのイジェフスク機械工場で開発された自動拳銃。
概要
イジェフスク機械工場社の技師ウラジミール・ヤリギン(Vladimir Yarygin)[1]の手によって設計された。
9x19mmパラベラム弾を使用しており、西欧の自動拳銃に近い様式の拳銃であるが、スライド、グリップフレームが昔ながらのスチール製[1]と、保守的・堅実な設計となっている。
通常弾薬に加え、中央精密工学研究所によって開発された9×19mmPBP弾など高性能徹甲弾を使用可能で、「ОСТ Р 50744-95規格のクラス2a」の防弾装備を貫通する能力を備えている[2]。
2008年からロシア連邦軍やFSB・MVDのスペツナズなどに配備されている。また、MP-446が欧米向けに製造・販売されているなど、民間市場の商品としても注目されている。
MP-443はイジェフスク機械工場側の呼称で、ロシア連邦軍ではПЯと呼ぶ。どちらもグラッチと呼んで差し支えない[3]。
Remove ads
歴史
1990年初頭、ソ連防衛省は次世代拳銃開発計画「グラッチ」を開始した。ヤリギン技師は1993年以降に試作品MP-443を提出し、2000年までテストされた。
こののち2003年にロシア連邦軍が「9-мм пистолет Ярыгина(9-mmヤリギン式拳銃)」略称ПЯ(PYa)の名称で採用した。2010年ごろから公式にロシア連邦軍、内務省などで実際に運用されており、また2011年からは旧式のPMからの更新も始まっている。[4]
バリエーション
- MP-446 バイキング
→詳細は「MP-446」を参照
配備国
脚注
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads
