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国家高速ネットワーク・計算センター
台湾の研究機関 ウィキペディアから
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国家高速ネットワーク&計算センター(繁体字中国語: 財團法人國家實驗研究院國家高速網路與計算中心,略称國研院國網中心、國網中心)は台湾の研究機関。1991年行政院の認可を受け設立。1992年、新竹サイエンスパークに移転した。1993年「国家高速コンピューターセンター(國家高速電腦中心)」の運営を正式に開始し、高速計算サービスの外部提供を始める。2003年、財団法人に改組し現名称となり、国家実験研究院傘下となる。ハイパフォーマンスコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、プラットフォーム統合などの研究開発に特化しており、台湾で最も強力な計算能力と学術研究ネットワークを有している。新竹本部、台中支部、台南支部の3か所に支部を有する。2008年には「チャレンジ2008:国家発展重点計画」を担い、台湾先端学術研究ネットワーク(TaiWan Advanced Research and Education Network, TWAREN)の構築を主導、台湾知識イノベーショングリッド(Knowledge Innovation National Grid, KING)を推進した[1]。2023年には台南サイエンスパークの管理局隣に「国家クラウドデータセンター(國網雲端資料中心)」が建設された。
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研究開発
スーパーコンピューター
計算センターのスーパーコンピューター「御風者」は、2011年6月に発表されたTOP500で42位にランクインした[2] [3]。同じく計算センターが有する台灣杉二號(Taiwania 2)は、現在台湾で最高性能のスーパーコンピューターである。2018年発表のTOP500では、台灣杉二號は20位にランクインした[4]。
計算センターが開発したコンピューターは、1993年にTOP500の485位に入ったのをきっかけにランクインするようになり[5]、その後数回上位にランクインした。それらは、2002年6月に60位に入ったIBM製(IBM Cluster 1350/1350A)、2007年6月に35位に入った完成したばかりの「IRIS」などである[6]。その後他国の積極的なスーパーコンピューターへの投資により2009年11月、TOP500の一覧から脱落した。2011年6月になってようやく「御風者」でTOP500に復帰し42位にランクインした[7]。 2012年6月18日、計算センターが自力で開発したスーパーコンピューター「Formosa 5」が2012年にヨーロッパで開催された国際スーパーコンピューティング会議にて、第39回TOP500ランキングで232位にランクインする成績を収め、2年連続で世界トップ500の座を維持した[8]。2018年、「台灣杉二號」がTOP500中20位にランクインし、これまでで最も良い記録となった。またエネルギー性能のランキングとなるGreen500でも10位にランクインした[9]。
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歴代主任
参考:[10]
- 張善政 1991年 - 1997年
- 吳瑞北 1997年 - 2002年
- 莊哲男 2002年 - 2008年
- 葉俊雄 2008年 - 2010年
- 江國寧 2010年2月 - 2013年1月
- 謝錫堃 2013年2月 - 2019年1月
- 史曉斌 2019年2月 - 2022年3月
- 張朝亮 2022年 -
脚注
関連項目
外部リンク
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