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Nullius in verba

イギリス、ロンドンの王立学会の標語 ウィキペディアから

Nullius in verba
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Nullius in verba(ヌッリウス イン ウェルバ)は、王立協会標語となっているラテン語の成句である[1]。ラテン語で "Take nobody's word for it"「誰の言葉も鵜呑みにするな」を意味するとされる[1]ジョン・イーヴリンフェローが協会設立後すぐにこの言葉を標語に選んだ[2]

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王立協会蔵書票

現在の王立協会のウェブサイトはこの標語について、以下のように説明している[1]

It is an expression of the determination of Fellows to withstand the domination of authority and to verify all statements by an appeal to facts determined by experiment.
(これは、権力の支配に抵抗し、実験によって決定された事実に基づく検証によって、あらゆる陳述を確かめようとする、フェローたちの決意を表す言葉である。")
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由来

この成句は、ホラティウス書簡集英語版に所載の、恩人ガイウス・マエケナスに宛てた書簡中の一句に由来し[3][4]、ホラティウスはそこで、自分は生来の折衷主義者であり、特定の学派に心酔しないと述べている[5]

この言葉は原文では以下の2つのヘクサメトロスの形をとり、そこからとられたものである。

Nullius addictus iurare in verba magistri, – quo me cumque rapit tempestas, deferor hospes.
「私はいかなる師の言葉にも忠誠を誓う謂れはない;運命の風向きが自分を連れてゆくのならどこにでも、旅人として移ろいでゆく[注釈 1]

脚注

関連項目

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