PDF.js
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PDF.jsまたはpdf.jsは、ウェブ標準に準拠したHTML5 Canvasを使用してPortable Document Format (PDF) ファイルを描画するJavaScriptライブラリである。 このプロジェクトは2011年にアンドレアス・ガルによって開始され[注釈 1]、現在はMozillaが主導している。
![]() | この項目「PDF.js」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文:英語版 "PDF.js" 2020年6月28日 (日) 14:23 (UTC)) 修正、加筆に協力し、現在の表現をより自然な表現にして下さる方を求めています。ノートページや履歴も参照してください。(2020年8月) |
歴史と利用
PDF.jsはウェブサイトやウェブブラウザの一部として機能する。 元々はFirefoxの拡張機能として作成されたが[2]、2012年[注釈 2]からMozilla Firefoxに内蔵されるようになり[3]、2013年[注釈 3]からはデフォルトで有効になっている[4]。 また、ownCloud[5]及びNextcloud[6]にも内蔵されており、Google Chrome、Chromium[7]、Firefox for Android[8]、Pale Moon[9]及びSeaMonkey[10]向けにブラウザ拡張機能として提供されている。
開発者はウェブやネイティブアプリケーションでのPDFの描画及び表示や、サーバでの描画のためにPDF.jsを埋め込んでいる。 DropboxはPDF文書のプレビューのためにPDF.jsを統合しており[11]、SlackやLinkedInでは、講座の資料をオンラインで容易に表示できるようにPDF.jsを統合している[12][13]。 一部のソフトウェア開発製品は、PDF.jsの拡張を容易にすることに基づいている[14]。
動作
あるベンチマークによると、PDF.jsは殆どの一般的なPDFファイルを表示するのに適しているが、大きな文書や画像の多い文書では問題が発生する可能性がある[15]。 別の分析では、特定の文書サブセットを含むPDFの内、1 - 3%がファイルの破損又はファイルが複雑であることを原因として、PDF.jsをクラッシュ又はフリーズさせることが判明している[16]。
PDF.jsはPDFの仕様の殆どをサポートしているが、一部の機能は未実装なので、文書が使用する機能によっては描画動作に影響を与える可能性がある[17]。
PDF.jsに未実装又は不完全なPDFの機能:
- オプション内容グループ (OCG)
- ICCプロファイル
- 特色
- オーバープリントのシミュレーション
- 透明度グループ (ノックアウト/隔離)
- 幾つかのパターン及びシェーディング
- 忠実度の高い印刷
- 対話的で記入可能なフォーム
PDF.jsの貢献者のコミュニティは、PDF.jsのウェブブラウザ上での動作は、PDF.jsに必要な機能のウェブブラウザでのサポート状況によって異なることにも言及している[18]。 性能と信頼性は、完全にサポートされ、自動テストの対象となっているFirefox及びChromeで最高となる。
脚注
関連項目
外部リンク
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