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PPM1D
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Protein phosphatase 1D はヒトppm1d遺伝子によってコードされる酵素である[5][6]。
PPM1DはPPMファミリーに分類されるSer/Thrホスファターゼである。PPMファミリーは細胞ストレス応答経路のネガティブレギュレイターとして知られている。PPM1Dは、当初tumor suppressor protein TP53/p53依存的な様々な環境ストレスに応答して誘導されるホスファターゼとして同定された。p53やp38 MAPキナーゼ (MAPK/p38) の直接的な脱リン酸化によって、それらの活性を負に制御し、細胞周期停止やアポトーシスを抑制する。このことからp53のフィードバック制御因子であると考えられている。また、細胞周期制御因子の脱リン酸化によってp53非依存的に細胞周期を制御することが知られている。この遺伝子は乳癌由来細胞株および、初期乳癌組織において増幅が報告されており、このことは癌発生におけるppm1d遺伝子の役割を示唆している[6]。
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相互作用
引用文献
参考文献
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