トップQs
タイムライン
チャット
視点

Professional Disc

ウィキペディアから

Professional Disc
Remove ads

Professional Disc(プロフェッショナルディスク) とは、ソニーが開発した相変化記録技術を採用した光ディスク第3世代光ディスク)の一種。略称はPFDまたはPD[注 1]

概要 Professional Disc PFD, メディアの種類 ...

Blu-ray Discに採用されているものと同じ青紫色レーザーを採用しており、構造的には近いが両者に互換性は無い。

放送・業務用ビデオ機材XDCAMの記録メディアとして採用されている。

また、コンピュータ用補助記憶装置のメディアとしてProfessional Disc for DATA(PDD)が市販されている。

Remove ads

メディア

ディスクメディアのサイズは12 cm(5.25インチ)で、丸みを帯びたカートリッジに格納される。記憶容量は片面1層で23.3 GB、片面2層で50 GB、片面3層で100 GB、片面4層で128 GBである。書き換え回数は10,000回以上、読み取り回数は100万回、データの保持寿命は青紫色レーザーを採用したUltra Density Opticalと同じ50年以上とされる[1]

ソニーからは1層から4層までそれぞれ『PFD23A』[2]『PFD50DLA』[3]『PFD100TLA』[4]『PFD128QLW』[1]が発売された。

またマクセルからは1層から2層までそれぞれ『PD-23SL』『PD-50DL』が発売された[5]

読み書き機器

ディスクを読み書きするための機器は以下が発売された。

  • カムコーダー - 『PDW-510』『PDW-530』[6]
  • プレーヤー - 『PDW-V1』[6]
  • レコーダー - 『PDW-1500』『PDW-3000』[6]『PDW-F1600』[7]『PDW-HD1550』[8]
  • ドライブ - 『PDW-U4』[9]

Professional Disc for DATA

Professional Disc for DATA(PDD)はProfessional Discの規格をベースにして、データ用に特化したものである。

Blu-ray Disc用機器はもとより、Professional Disc用機器(XDCAM)での使用も不可能である。

内蔵型ドライブの『BW-F101』、書き換え型メディアの『PDDRW23』、追記型メディアの『PDDWO23』がそれぞれ2003年夏からサンプル出荷された[10][11][12]

また2004年にソニーはUltra 160 LVD/SE SCSIを採用した『BW-RS101』、USB2.0を採用した『BW-RU101』、オートチェンジャー搭載の『BW-J601-10』『BW-J601-20』を発売した[13][14][15][16][17][18]

沿革

  • 2004年2月、プロフェッショナルディスク及びカムコーダーと編集機(XDCAM)を、1層23GBディスクとSD画像コーデックを搭載したXDCAMとして初めて商品化[19]
  • 2007年4月15日(現地時間)、NAB2007において、2層のProfessional Discに対応するXDCAMの発売を発表、記録媒体にソニーと米SanDiskが開発したフラッシュメモリの「SxS Memory Card」に記録する「XDCAM EX」の試作機を発表した[20]

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads