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Researchmap
国立研究開発法人科学技術振興機構が運営する研究者の経歴・著作リスト等のデータベース ウィキペディアから
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researchmap(リサーチマップ)は、日本の研究機関(国公私立・通信制を含む大学、大学院大学、短期大学、高等専門学校など)に在籍する研究者の経歴や論文リストを収集したインターネット上のデータベースサービスである。言語は日本語と英語であり、研究者の情報を無料で閲覧することができる。
国の外郭団体が設計・開発や運営を担うが、記載内容や項目が管理された公的な位置付けのデータベースではなく、研究者間の情報交換を主な目的として、研究者やその関係者等が自由記載した内容を公開する形態をとっている。
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目的
サービス目的[2]
- 分野や所属を超えた研究者コミュニティを構築することによる研究の活性化
- 研究者を中心に据えた多様な研究情報の収集
- 収集・編集した研究一次データを核とした新たなインテリジェンス技術の創生
主な機能
- 研究者プロフィールの作成
- 経歴・論文リスト・研究領域などの掲載が可能で、項目毎に公開レベルを「一般公開」「研究者のみに公開」「非公開」の3段階に設定が可能である。データベースの情報取り込みに対応し、科研費データベースから経歴、CiNii・PubMed・Web of Scienceから論文、Amazon・CiNii Booksから書誌などに対応[3]する。
- 研究者ブログ
- 公開されており未登録者も閲覧可能だが、登録した研究者のみコメントの付記が可能[4]である。
- 資料公開
- 5メガバイト以下の大きさのファイルをアップロードして公開が可能である。
- スケジュール機能、ToDo(やるべき仕事)管理機能
- コミュニティ機能
- コレボレーティブソフトウェアに類似し、登録研究者のみが参加可能な「コミュニティ」で利用するための電子掲示板、Todo(やるべき仕事)管理機能、スケジュール機能、資料共有機能、フォトアルバム等がある。
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構成ソフトウェア
NetCommonsを用いて構成している。
ReaDと統合
日本の研究者情報のデータベースは他にも、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) の研究開発支援総合ディレクトリ (ReaD) があったが、2011年にROISとJSTはResearchmapとReaDの統合を合意し、「ReaD & Researchmap」として11月にサービス提供を開始し[5][6][7]、ReaDは9月1日に更新を停止した。2014年4月に名称を「researchmap」へ改めた[8]。
利用機関
researchmapは、日本に居る30万人以上の研究者(外国人含む)が登録しているが、下記に記載している大学・研究機関などでは一括登録・更新を実施している機関もある(記載は一部である)[9]。
国立大学法人
小樽商科大学、東北大学、山形大学、茨城大学、筑波大学、群馬大学、お茶の水女子大学、東京学芸大学、東京農工大学、電気通信大学、横浜国立大学、金沢大学、福井大学、愛知教育大学、滋賀大学、神戸大学、奈良女子大学、滋賀医科大学、岡山大学、香川大学、高知大学、九州工業大学、熊本大学、宮崎大学、琉球大学
公立大学法人
私立大学
埼玉医科大学、千葉工業大学、和洋女子大学、慶応義塾大学、国士舘大学、上智大学、専修大学、中央大学、東京電機大学、東京理科大学、日本大学、日本女子大学、東京都市大学、立教大学、立正大学、亜細亜大学、国際基督教大学、玉川大学、東京女子体育大学、身延山大学、武蔵野大学、明星大学、創価大学、金沢工業大学、金沢医科大学、日本福祉大学、京都産業大学、同志社大学、佛教大学、立命館大学、龍谷大学、大阪経済大学、大阪産業大学、関西大学、中村学園大学、福岡大学、立命館アジア太平洋大学
短期大学
高等専門学校
登録を義務としている利用機関(大学院生対象)
岡山大学では、大学の方針として大学院生を「学生」ではなく「研究者」として取り扱うこととしているため、教員と同様にresearchmapの登録を義務化している[10]。
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脚注
関連項目
外部リンク
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