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SDガンダム GGENERATION ETERNAL
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『SDガンダム GGENERATION ETERNAL』(エスディーガンダム ジージェネレーション エターナル)は、バンダイナムコエンターテインメントより配信されるiOS/Android用アプリゲーム[1][2]。2025年4月16日[3]サービス開始。基本プレイ無料(アイテム課金制)。アプリボットとの共同開発[4]。
スマートフォン向けアプリである本作は、家庭用作品同様のシミュレーションゲームのシステムが採用されている。開発やスカウトなど、家庭用相当のシステムを導入しつつ、オート操作など、一部でスマートデバイスに最適化されている[2]。
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登場作品
要約
視点
☆はシナリオ収録作品。参戦作品・シナリオ収録作品はアップデートにより順次追加される[2]。
- 登場声優の扱い
- 原作での担当声優が死去、もしくは引退、長期休養しているキャラクターの声の扱いが本作ではキャラクターによって異なっているが、ほとんどは新たに起用した代役による新録とせずにライブラリー音声を使用している。
- カガリ・ユラ・アスハは、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にて同役を演じた森なな子に変更された[5]。
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開発
要約
視点
元々SDガンダム GGENERATIONシリーズは家庭用ゲーム機を中心に展開されており、スマートフォン向け作品も2作品存在していた。一方、中国や韓国などから良質なスマートフォン向け作品が供給され、家庭用作品に近い作風が受け入れられるということから、あらためて、シミュレーションゲームとしての「ジージェネ」をスマートフォンに展開できるのではないかということで今作の開発は始まった。また、「ジージェネ」シリーズは収録作品数の膨大さを特徴とするのに加え、ガンダムシリーズは毎年のように新作が出ていることから、基本無料ゲームとの相性が良いのではないかという考えもあった[6]。
開発に際しては「遊べるガンダム大図鑑」というコンセプトが立てられ、基本無料というシステムの中で「手軽に遊べる」「シナリオに加え、多くの実装ユニットやキャラクターを揃えて部隊を組んで楽しめる」という2点をずらさぬよう注意が払われた[7][8]。
一方、スマートフォン向け作品としては、「いかにして選択数を減らすか」「情報量が多いシミュレーションゲームとして必要な情報の優先順位は何か」ということを整理したうえで、開発チーム内での話し合いや各種テストを通じて調整が図られた[7]。たとえば自軍の戦艦の扱いの場合、クローズドベータの時点では従来のようにマップに出撃してユニットを収容できる仕様となっていたが、製品版ではサポーター[注 1]に変更された[6]。
また、基本無料という性質上、ファンだけでなく、「ガンダムシリーズは知っているがどれを見たらわからない」という者も遊ぶことが想定されている[7]。直近の「ジージェネ」作品では、どの参戦作品からプレイするかはプレイヤー任せだったものの、作品によっては難易度に大きなばらつきが生じるという問題が生じていたため、今作では序盤で選択できる作品を限定し、その後は作品の幅を広げるという形式が取られた[6]。また、各作品に介入する形でシナリオを実装することが決まったものの、従来の方法ではスマートフォンの画面で表示するには小さすぎることが判明した[7]。全編CGやスチル起こしでは全体の制作物量を考えると難しいため、最終的にはアニメーションを利用する形が取られた[7]。
スタッフィング
プロデューサーにはバンダイナムコエンターテインメントの小島省吾が起用された[10]。小島はGジェネシリーズへの参加経験はないものの、プランナーやディレクターとして、RPGやアクションゲームなど様々なジャンルのゲーム開発に携わってきた[10]。
作品選定
シナリオ参戦作品については、アニメ化作品を中心に選定する方針が取られ、実装に差異してはなるべく間が空かぬよう調整が図られた[7]。
また、機体のみ参戦の作品については、なるべく新規作品を取り入れる方針が取られた。それ以外の作品については、シナリオ参戦作品のタイミングを精査した上で、なるべくファンに人気のある作品を実装する方針が取られた[7]。
一方、2025年4月から放送されていた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の場合、テレビ放送を見てから最終決定をして、急ピッチで次回放送前にコンテンツを実装するという作業が行われていた[11]。うち、サービス開始時に配布された「GQuuuuuuX(オメガ・サイコミュ起動時)」と「アマテ・ユズリハ(マチュ)」は、尖った性能にするという方針が取られ、のちにファンの間で強力なキャラクターとして認知された[12]。
また、『機動戦士ガンダムSEED Recollection』はプロジェクトの途中で『機動戦士ガンダムSEED』関連の展開が進められていたことがきっかけで実装に至った[13]。
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反響
小島がハーフアニバーサリーインタビューで述べたところによると、(元々本作は往年のファンをメインターゲットとしていたが)本作で初めてGジェネシリーズに触れた者が予想以上に多かったことに加え、日本国外の一部地域からも想定を超える反響があったという[10]。また、小島はハーフアニバーサリーインタビューの中で、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』などの盛り上がりにも乗れたのではないかとみている[13]。
今作は、Sensor Towerによるスマホゲームの国内収益ランキング(2025年4月17日~4月23日)にて首位を獲得した[14]。
評価
ファミ通のエムエス西本は、ネットワークテスト版のレビュー記事の中で、従来のシリーズ作品に劣らぬ魅力的なユニットを多数実装しつつも、アプリゲームの強みである手軽さを兼ねそろえた作品であると評している[9]。
箭本進一は「4Gamer.net」に寄せたテスト版[注 2]のレビュー記事の中で、工夫してユニットを集めていく過程の楽しさを評している[15]。
キャラクター描写に対する反響
2025年7月14日に『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』のストーリーイベントが実装された際、作中でイオ・フレミングがダリル・ローレンツを呼ぶ際のあだ名である「義足野郎」が「毒蛇野郎」に変更されており、SNS上で賛否の声が上がった[16]。
また、原作者である太田垣康男とアニメの監督・脚本を担当した松尾衡はこの変更について知らされておらず、松尾は「アニメの映像使うなら一言欲しいけれどなぁ」と難色を示している[17] [18]。
脚注
外部リンク
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