VEON

VEON（ヴィーオン、またはヴェオン）は、オランダで登録されている企業グループで、もともとロシアの移動体通信ネットワーク会社、ヴィンペルコム（VimpelCom）と呼ばれていた。

VEON

以前の社名	VimpelCom Ltd. (2009–2017)
種類	株式会社
市場情報	NASDAQ: VEON Euronext: VEON
業種	電気通信
前身	PJSC VimpelCom and Kyivstar
設立	2009年 (16年前) (2009)
創業者	Dmitry Zimin Augie K. Fabela
本社	Amsterdam 、 Netherlands
事業地域	Africa, Asia, Europe
主要人物	Gennady Gazin (chairman) Kaan Terzioğlu and Sergi Herrero (co-CEOs)
売上高	US$ 9.78 billion (2016) [1]
利益	1,670,000,000 アメリカ合衆国ドル
総資産	US$ 33.85 billion (2016)[2]
所有者	Altiml (56.2%) Telenor (9.0%)
従業員数	66,000
子会社	PJSC VimpelCom KB Impuls Kyivstar Sri Lanka Telecom (44.98%) Global Telecom Holding
ウェブサイト	www.veon.com

概要

VimpelCom時代のロゴ

VEONは旧称ヴィンペルコム（VimpelCom）で、現在はオランダに籍を置く多国籍電気通信サービス会社である。^[3]主にアジア、アフリカ、ヨーロッパの地域でサービスを運営している。加入者数では、世界第13位の移動体通信事業者で^[4]、イタリア、アルジェリア、バングラデシュ、ジョージア、カザフスタン、キルギスタン、パキスタン、ロシア、ウクライナ、ウズベキスタンを含む9つの市場で事業を展開している。各国の携帯電話ネットワークは英語でビーライン（Beeline）、キーウスター、Wind、Djezzy、Jazz Pakistan、Banglalinkなどとしている。

ロシア語のヴィンペル（вымпел）は、軍艦などが掲げる長三角旗「ペナント」の意味がある。

現在新興財閥のアルファ・グループのLetterOne社（ルクセンブルク籍）が大株主になっている^[5]。

短史

VEONの前身は、ロシアの公共株式会社旧ヴィンペルコム（PJSC VimpelCom）で、1992年にロシアの実業家ドミトリ・ズィーミン（Dmitry Zimin）とアメリカの実業家オーギー・ファベラ2世（Augie K. Fabela II）によって設立された^[6]1996年にはニューヨーク証券取引所へ上場され、これは同取引所に上場された初めてのロシアの会社であった。2009年、同社の株主であるノルウェーのTelenorとロシアの新興財閥アルファ・グループは、キーウスター（ウクライナの無線ネットワーク事業者）と合併してヴィンペルコム（VimpelCom Ltd.）を設立した^[7]。2013年9月、同社はニューヨーク証券取引所の上場を辞めて、NASDAQ上場に変えた^[8]。

2017年2月、同社は現在の名前VEONに変更して^[9]、4月3日に翌日ユーロネクスト・アムステルダムに上場することを発表した^[10]。

参照項目

• ウクライナにおける携帯電話
• ロシアにおける携帯電話
• 国・地域における携帯電話