Windows UI Library

ウィキペディアから

Windows UI Library (WinUI) はユーザーインターフェイスAPIのひとつで、Windows 8Windows 8.1Windows 10Windows Phone 8.1オペレーティングシステム用のユニバーサルWindowsプラットフォームアプリ(旧称:Windowsストアアプリ[注釈 1])のバックボーンを形成するWindowsランタイムプログラミングモデルの一部である。コードネームはJupiter[4][5]で、UWP XAMLWinRT XAMLとしても知られる。Extensible Application Markup Language (XAML) テクノロジーを使用してユーザーインターフェイスを宣言・記述できる。

概要 別名, 開発元 ...
Windows UI Library
Thumb
別名 WinUI, UWP XAML, WinRT XAML
開発元 マイクロソフト
初版 2011年 (13年前) (2011-09)
最新版
2.7.3[1] / 2022年8月17日 (2年前) (2022-08-17)
最新評価版
2.8.2-prerelease.220830001 / 2022年9月1日 (2年前) (2022-09-01)
リポジトリ
プログラミング
言語
C++, C#
対応OS Microsoft Windows[2]
プラットフォーム Intel x86 32-bit, x86-64 and ARM
種別 アプリケーションフレームワーク
ライセンス MIT License after 2018-12-04;[3] Freeware before
公式サイト aka.ms/windev
テンプレートを表示
閉じる

WinUIはWindowsランタイムのために組み込まれた、OSが標準で備える複数のUIフレームワークの1つ。他にはHTML5 (WinJS) やDirectXがある。

WinUI 3はWinRT XAMLを別パッケージとしてOSから分離した。これは、迅速な更新のためであり、また旧バージョンのWindowsでも新機能を動作させることができるようにするためでもある[6]。WinUI 3は、Windows App SDK(コードネーム:Project Reunion)の一部であり、Windowsデスクトップ (Win32) とUWPの低IL (Integrity Level) アプリモデルを統合するための、マイクロソフトによる成果物のひとつである[7]

Windows Phone

Windows Phone 8.0とそれ以前のバージョンはWinRT XAMLをサポートしておらず、XAMLアプリケーションはSilverlight XAMLに基づいており、XAP形式で配置されていた。

Windows Phone 8.1ではWindowsランタイムのサポートが改善され、WinRT XAMLを利用できるようになった。このプラットフォーム間の収斂により、ユニバーサルアプリはユーザーインターフェイスを含むコードのほとんどを共有しながら、Windows 8.1とWindows Phone 8.1の両方をターゲットにすることができるようになった。Windows Phone 8.1は引き続きSilverlight XAMLアプリを実行できるし、新機能やAPIに関してはSilverlight 8.1[8]として追加されている。

関連技術

WinUIはWindows Presentation Foundation (WPF) およびSilverlight (WPF/E) と関連がある。いずれも類似のXAMLベースUIフレームワークであるが、WPFはデスクトップアプリに、Silverlightはポータブルアプリに使われる。WinUIはそのAPIに、これらの旧テクノロジーの両方(特にSilverlight)と同じ名前を持つものを多数使用しているが、その用途はWPF同様、Windows(さらに具体的に言うとWindows 8以降)に限定されている。主な違いは、WPFやSilverlightはC#で書かれており、アプリケーションの開発にはC#Visual Basicなどの.NET言語が必要となる一方、WinRT XAMLはWindowsランタイムの一部であり、C++で書かれており、ネイティブコードから利用でき、C++/CX英語版またはC++/WinRT英語版を使った開発ツールがある、ということである。

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.