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ガレージ現代美術館
モスクワの美術館 ウィキペディアから
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ガレージ現代美術館(ガレージげんだいびじゅつかん、露: Музей современного искусства «Гараж», 英: Garage Museum of Contemporary Art)は、ロシア・モスクワにある美術館である[1][2]。現代美術館「ガレージ」とも表記され、単にガレージとも呼ばれる[3][2]。
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概要
所在地は、ヤキマンカ地区のクリームスキー・ヴァール通り9番32棟である[4][5]。専門分野は現代美術であり、1950年代以降のロシア美術のコレクションが所蔵されている[6][7]。現代美術および文化を振興させることを目的としている[8][9]。建物の中には、5つの展示スペースの他に、書店、講堂、カフェ、キッズルームなどが設けられている[10][11]。建物の総面積は5,400平方メートルである[2]。
モスクワ地下鉄の環状線のオクチャーブリスカヤ駅から徒歩でおよそ4分ほどであり、同地下鉄のソコーリニチェスカヤ線のパールク・クリトゥールイ駅もしくは環状線のパールク・クリトゥールイ駅からは、徒歩でおよそ5分ほどである[5]。
由来
2008年9月16日に、ガレージセンター・フォー・コンテンポラリー・カルチャー(露: Центр современной культуры «Гараж», 英: Garage Center for Contemporary Culture)の名称で開館された[12][3][13]。創設者は、実業家ロマン・アブラモヴィッチおよびその妻、ダーシャ・ジューコワである[3][8][14][2]。

バフメーチェフスカヤ通り(現在のオブラスツォヴァ通り)に建築家コンスタンチン・メーリニコフとウラジーミル・シューホフによって1927年に建設されたバスのガレージ、バフメーチェフスキー・バスガレージの建物の内部を改築して設けられた[2][9][15]。「ガレージ」の名称は、このバスガレージに由来する[16][17]。
ユダヤ博物館・寛容センターに明け渡すことが決まっていたために、当施設は2011年末に一時的な休館を余儀なくされる[2]。建築家の坂茂によって、臨時の建物がゴーリキイ公園内に建設され、そこに2012年に移転された[2][9][17]。2014年5月1日に、ガレージ現代美術館に名称が変更される[8][9][7]。
1968年に建造され、レストラン「四季」(ブレメニャ・ゴーダ、Времена года)として使われていた、ゴーリキイ公園内のプレハブコンクリート造の建物について、建築家レム・コールハースの主宰による建築設計事務所であるOMAが全面的に改修を行い、2015年6月12日に美術館が移転・開館された[3][7][9][2]。2017年、ユニクロと長期的な提携契約を結ぶ[18][19][20]。2020年12月、ロシアにおける日本文化の普及に関する功績が評価され、日本の外務省より令和2年度外務大臣表彰を受賞している[1]。
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脚注
外部リンク
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