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シロウオの踊り食い
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シロウオの踊り食い(シロウオのおどりぐい)は、踊り食いの一種でシロウオ(素魚 Leucopsarion petersii)を生きたまま食べること。春の風物詩として名物料理とする地域もあるが[1]、日本各地の小さな河川の多い地方でみられる料理法である。特に河口近くの地域に多い。


食べ方は、水を張った鉢や皿に生きたまま出されたシロウオを網杓子ですくい、酢醤油の入った小鉢に移し、それを吸い物を吸うように、シロウオごと胃の中に流し込む[2]。似た食べ方として、活きたシロウオをのせて寿司とする場合もある[3]。
いくつかある踊り食いと称される料理のうち、主食材になんらの手も加えていないという点で、シロウオの踊り食いは代表的なもののひとつである。
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生食のリスク
アユなどにも共通するが、川魚や汽水魚の生食は寄生虫(横川吸虫 Metagonimus yokogawai、有害異形吸虫 Heterophyes heterophyes nocensなど)の感染の危険性がある[4]。感染によって腹痛や下痢などの消化器症状が起こる場合がある。濃厚感染(多数寄生)でなければ重篤な症状に至ることは少ないとされているが[4]、注意は必要である。
ちなみにシロウオは、分類学的に異なる種であるシラウオ(白魚 Salangichthys microdon)と混同されることが少なくないが、後者のシラウオ(白魚)については、生食を原因とする比較的高リスクな顎口虫症の集団感染事例が報告されている[5][6]。この事例を契機としてシロウオに対しても同様の感染リスクが指摘されることがあるが、両種は分類上の系統および生態的特性において明確な違いがあり、本項で扱うシロウオに対して顎口虫症感染の高リスクを一律に適用することは、風評被害を助長する可能性があるとの指摘もある[5]。
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シロウオの捕獲方法
→詳細は「シロウオ § 漁法」を参照
脚注
関連項目
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