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マイク・フラナガン (映画監督)
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マイク・フラナガン(Mike Flanagan、1978年5月20日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家、編集技師。
主にホラー映画の監督を務め、その多くで脚本、製作、編集も兼任している。彼のジャンプスケアに頼らない演出は、批評家から多くの称賛を集め、スティーヴン・キング、クエンティン・タランティーノ、ウィリアム・フリードキンなどの著名人からも支持を得ている[1][2][3][4][5]。しかし皮肉なことに、『ミッドナイト・クラブ』の第1話において、テレビドラマの1エピソードにおけるジャンプスケアが21回というギネス世界記録を樹立している[6][7]。フラナガンいわく、「これらのジャンプスケア・シークエンスは制作スタジオからの要望に応えたものであり、ジャンプスケアが無意味になるようにデザインした」と述べている[8]。
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来歴
マサチューセッツ州セイラムに生まれ[9]、カトリック教徒の家庭で育つ[10]。父親がアメリカ沿岸警備隊だったため、頻繁に転居を繰り返した。セイラムには1年間しか住んでいなかったが、その印象は強く、セイラム魔女裁判やそれに関連する怪談やホラー小説などに強い興味を持った[11]。
10代の頃には、ニューヨーク州のガバナーズ島にも何年か滞在した。そこには廃墟や改装された刑務所がたくさん存在し、住んでいたアパートは南北戦争時代の古い砦の中にあった。怪談の面白さを知るには最高の場所だったという[11]。
最終的にメリーランド州のブーイに辿り着き、大司教スポルディング高校に在籍した後、タウソン大学に進学した[12]。中等教育の歴史の教師になるつもりだったが、同大学には映画学科があったため、これが素晴らしい選択肢だ思い専攻した。2年生になると自主映画を撮るようになり、その時に編集の仕方を学んだ。当時は、ラブストーリー映画を3本撮ったが、誰も見たがらないことに気づきホラー映画を撮るようになる[11]。
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経歴
2005年、地元のCM(主に自動車ディーラー向け)を制作する会社で働いており、そこのカメラ機器を使い自身初の映画『Oculus: Chapter 3 – The Man with the Plan』を製作した。製作資金が無かったため、ビジュアルを必要としないホラーストーリーを考え出す必要があった。結局、カリフォルニア州のヴェニスにあるコーヒーショップの裏で4日間かけて撮影した[12]。
2019年2月、『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』の制作発表と同時に、度々タッグを組んでいたトレヴァー・メイシーが代表を務める制作会社イントレピッド・ピクチャーズにパートナーとして加わり、Netflixと独占契約を結んだことが発表された[13]。
2021年7月、Netflixと提携し、コミックブック『Something Is Killing the Children』のパイロット版の執筆にとりかかっていると報じられた[14]。2022年10月、フラナガンが降板したことが発表された[15]。2023年2月、バラン・ボー・オダーとヤンチェ・フリーセが同プロジェクトを引き継いだことが報じられた[16]。
2022年12月、フラナガンとイントレピッド・ピクチャーズはNetflixとの契約は更新せず、アマゾン・スタジオとファーストルック契約を結んだことが発表された[17]。
2024年5月、ブラムハウスが手がける『エクソシスト』シリーズの立て直しを図るため、フラナガンが脚本・監督を務める新作映画の製作が発表された[18]。本作は、前作『エクソシスト 信じる者』の続編とはならず「根本を覆すアプローチ」で企画されており、新たな『エクソシスト』ユニバースを舞台に完全に新しい物語が描かれる[18]。同作が、13日の金曜日となる2026年3月13日に公開予定であると報じられた[19]。
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私生活
小学6年生の時に初めてスティーブン・キングの本に出会い、彼の作品は全て持っており、少なくとも3回は読んでいる[11]。
ユダヤ教やヒンドゥー教、イスラム教などの研究に没頭し、その中でも数年間は仏教と深く関わり、ロサンゼルスにある寺院を探し求めたこともある[10]。
以前、『人喰いトンネル MANEATER-TUNNEL』に出演したコートニー・ベルと交際しており、2人の間には息子がいる[9]。2016年2月にケイト・シーゲルと結婚し、2人の間には娘が生まれた[9][20]。
自身の作品の中でも特に『真夜中のミサ』に対する思い入れは強く、本作を「情熱的かつ極めて個人的なプロジェクトであり、カトリック教会で育った自身の生い立ちと、最終的に断酒と無神論に至った経験を扱った作品だ」と語っている[10]。
主な作品
映画
テレビシリーズ
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脚注
外部リンク
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