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中村宇利

日本の暗号技術者 ウィキペディアから

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中村 宇利(なかむら たかとし、1964年 - )は、日本暗号技術者、情報セキュリティコンサルタンント企業家。 暗号技術の専門家として、秘匿通信装置、秘匿保管装置、遠隔認証装置、暗号紋の開発に従事しつつ、新暗号理論VKS(Vaporization Key System)及び完全暗号理論 u-VKS、並びに暗号貨幣「Crypto Cash」を完成[1][2]

来歴

三重県生まれ。昭和62年、慶応義塾大学理工学部機械工学科卒業、平成元年、同大学院理工学研究科機械工学専攻前期博士課程修了、平成5年、米国マサチューセッツ工科大学大学院にて機械工学・海洋工学・土木環境工学など4つの工学系修士課程修了。増淵耕一教授の下でNASAプロジェクトに参画し、紹介を受けた人工知能の父マービン・ミンスキー教授の支援を受けながらAI研究に従事、非ノイマン型論理回路であるコグニティブプロセッサーの開発に成功。。

マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン(平成5 - 7年)にて、複数の新規事業立ち上げに参画し、社会に新しい仕組みをもたらす実績を積み重ねるなど、多岐にわたる新規事業を手がけた。

90年代のデジタルキャッシュ研究を契機に、暗号技術こそが次世代金融の基盤になると確信し、マサチューセッツ工科大学客員研究員(平成8年 - 26年)に就任。コンピュータ・アーキテクチャー、及び情報セキュリティ研究に専念し、最終的に量子コンピュータ耐性を持つ独自の暗号、「完全暗号(Complete Cipher)」技術を完成させた。

この成果を応用し、エンド・トゥ・エンド・プロテクション通信システム、遠隔認証IoTシステム、そして非台帳方式の現金型CBDCプラットフォーム「クリプトキャッシュ(後のサイファ・キャッシュ)」を開発。情報理論的に安全な暗号技術を社会実装する先駆者として、情報セキュリティと次世代金融インフラの未来を切り拓いている。

企業家としては、平成8年に株式会社中村技術研究所(現・株式会社エヌティーアイ)を設立、代表取締役所長に就任。平成12年、三重県ベンチャー総合補助金第1号に選定される(セキュリティチップの開発及び事業化)。平成14年、宇宙開発ベンチャー・ハイテク開発制度研究テーマに選定される。平成29年、日本安全保障・危機管理学会理事及び情報セキュリティ研究所所長に就任。令和元年、一般社団法人情報セキュリティ研究所代表理事に就任。国会議員、官僚、医師をはじめとする[3][4]、各国要人への講演も精力的に行う。

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著書

単著
その他

脚注

外部リンク

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