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吉野山蒔絵見台
日本で作られた漆器 ウィキペディアから
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吉野山蒔絵見台(よしのやままきえけんだい)は、吉野山の桜を蒔絵で描いた見台(書物を置く台)である[1]。東京国立博物館が所蔵している[1]。英文名称は、Reading Stand with Mount Yoshino[1]。
概要
寸法は、幅44.2センチメートル、奥行29.1センチメートル、高さ58.5センチメートル[2]。
江戸時代、18世紀の木製漆塗の作品で、引出付きの台の上に、書物を載せる見台がある[2]。見台には満開の桜と遠景の連山が金の蒔絵で描かれている[2]。
エピソード
1873年のウィーン万国博覧会の展示後の帰国時に、日本へ輸送していた船ニール号が、静岡県伊豆半島の沖で遭難し(ニール号遭難事故参照)、この見台は他の多くの美術品とともに海中に没した。18か月後に引き上げられて無事が確認されたため、翌年のフィラデルフィア万国博覧会ににも再び展示された[1]。漆の強靭さを雄弁に物語る作品である[2]。
脚注
関連項目
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