五里霧中

日本語

成句

五里霧中（ごりむちゅう）

1. 現在の状態が分からず、見通しや方針、手段の全く立たないことのたとえ。
   • 仕方がないから先生の講義することをそのままノートすることはしたものの、当分の間は五里霧中で、何のために講義を聴くのだか、全く見当がつかないようなありさまであった。（末弘厳太郎 『法学とは何か 特に入門者のために』）
2. 心が迷って、考えの定まらないこと。
   • なんとかして巧く言いのがれなければ、と私は必死になって弁解の言葉を捜したのでございますが、なんと言い張ったらよいのか、五里霧中をさまよう思いで、あんなに恐ろしかったことはございません。（太宰治 『燈籠』）

由来

『後漢書』

【原文】

性好道術、能作五里霧。

【訓読文】

性、道術を好み、能く五里の霧を作す。

類義語

• 曖昧模糊
• 暗中模索
• 有耶無耶
• 雲煙模糊
• 空空漠漠

翻訳

• 英語: have no idea what is going to happen.

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中国語

成句

五 里 霧 中（wǔlǐwùzhōng　簡体字:五里雾中）

1. （日本語に同じ）