アラブ人キリスト教徒
ウィキペディア フリーな encyclopedia
「アラブ人キリスト教徒」(英語: Arab Christians)と言った場合、そもそも「アラブ人」とは何を指すのかが問題となる。「アラブ人」は、狭義にはアラビア半島に居住していたセム系遊牧民を指すが、近代以降、広義には、モーリタニアからイラン南西部に至るまで、北アフリカ(全マグリブ)、エジプトおよびスーダン、アラビア半島、シリア、イラクといった地域に住むアラビア語話者を指す[1]。
本項ではこの定義のうち、後者、近代における広義のアラブ人たるキリスト教徒を扱う(ただしコプト正教会では礼拝にはコプト語が使われている[2]など、該当する人々全てがアラビア語のみを使用しているわけではない)。