アレキシサイミア
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アレキシサイミア(alexithymia)は、1970年代、精神科医のピーター・E・シフネオスらによって提唱された概念で、ギリシャ語をラテン語風に表記した「a(非)、lexis(語彙)、thymos(感情)」を英語風に発音した言葉を更にカタカナで表記して作られた造語である。自らの感情を自覚、認知したり表現することが不得意で、想像力、空想力に欠ける傾向のことを指す。
日本語では「失感情症」などと訳されることがあるが[1]、感情鈍麻や無感動のように「感情の変化を失った状態」という印象を与える可能性があり紛らわしく、あくまで「感情を認知することの障害」である。