エンロン
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エンロン(英語: Enron Corporation)は、かつてアメリカ合衆国テキサス州ヒューストンに存在した総合エネルギー取引とITビジネスを行っていた企業。2007年3月に Enron Creditors Recovery Corp. に改称した。
概要 元の種類, 業種 ...
元の種類 | 株式会社 |
---|---|
業種 | 電気・ガス業 |
事業分野 |
総合エネルギー取引 ITビジネス事業 |
その後 | 倒産 |
設立 | 1985年 |
創業者 | ケネス・レイ |
解散 | 2001年12月 |
本社 | 、 |
事業地域 | アメリカ合衆国 |
主要人物 | ケネス・レイ(創業者、会長、CEO) |
売上高 | 1010億ドル(2000年) |
利益 | 979,000,000 アメリカ合衆国ドル (2000年) |
総資産 | 65,503,000,000 アメリカ合衆国ドル (2000年) |
従業員数 | 約22,000人(2000年) |
ウェブサイト |
www |
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2000年度年間売上高1,110億ドル(全米第7位)、2001年の社員数21,000名という、全米でも有数の大企業であった。しかし、同年6月エンロンが参加していたインドのダボール電力(Dabhol Power Company)が閉鎖となった。そこへ巨額の不正経理・不正取引による粉飾決算が明るみに出て、2001年12月に破綻した(エンロンショック)。エネルギー業界の粉飾としては、世界恐慌で崩壊したサミュエル・インサル(トーマス・エジソンの秘書)の金融帝国と並ぶ規模である[2]。
破綻時の負債総額は諸説あるが少なくとも310億ドル、簿外債務を含めると400億ドルを超えていたのではないかとも言われている[3]。2002年7月のワールドコム破綻まではアメリカ史上最大の企業破綻であった。