オースチン・7
ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、初代オースチン 7について説明しています。1951年の発表時にのみ用いられた車名については「オースチン・A30」を、1959年登場の二代目オースチン 7(ADO 15)については「ミニ (BMC)」をご覧ください。 |
オースチン 7(Austin 7、オースチン セブン)は1922年から1939年にかけてイギリスのオースチンが生産した小型乗用車である。
概要 ボディ, ボディタイプ ...
オースチン・7 | |
---|---|
1926 Austin 7 Box saloon | |
ボディ | |
ボディタイプ | ツアラー、サルーン、カブリオレ、スポーツ、クーペ、バン |
駆動方式 | FR(トルクチューブ・ドライブ) |
パワートレイン | |
エンジン | 747cc 直列4気筒SV |
前 | 前輪:横置き半楕円リーフスプリング固定軸 後輪:1/4カンチレバーリーフスプリング固定軸 |
後 | 前輪:横置き半楕円リーフスプリング固定軸 後輪:1/4カンチレバーリーフスプリング固定軸 |
系譜 | |
後継 | オースチン・8 |
テンプレートを表示 |
閉じる
第二次世界大戦以前の英国で生産された最多販売車種であり、1920年代初期に、他社の既存小型車やより簡便なサイクルカーを一掃してしまった画期的な大衆車である[1]。
名称は当時のイギリスにおける課税馬力数値「7.h.p」相当であることによるもので、一般には単に「セブン」と呼ばれ、また「チャミィ(Chummy)=仲良し」という愛称でも親しまれた。
累計生産台数は29万台で、米国でのフォード・モデルT(1908年-1927年の間に約1,500万台を生産)ほどの膨大な生産スケールではなかったが、英国において小型大衆車の大量生産を成功させたことで、英国自動車史に与えたその影響は大きい。