オープンリール
ウィキペディア フリーな encyclopedia
オープンリール(英: Open ReelあるいはReel-to-reel)とは、磁気媒体(磁気テープや磁気ワイヤーなど)を、オープンな(つまり開放されている、いわゆる「むき出し」の)リールに巻いて使う方式のこと。
後にリールがカートリッジやカセットに内蔵されて直接テープやリールに触れずに扱えるカートリッジ方式(やカセットテープなど)が登場して以降、それらと対比して用いられるようになった語(レトロニム)である。
オープンリールを使って録音する型の記録再生装置をオープンリール式記録再生装置(オープンリール式テープレコーダ,オープンリール式ビデオテープレコーダー等)、またはそのテープをオープンリール式テープ、オープンリールテープという。日本ではこの方式の機器やテープを、やや乱暴な略し方であるが「オープン」と呼ぶ人も一部にいる。英語圏ではリール・トゥ・リール(Reel-to-reel)と呼ぶことのほうが多く、「Open Reel」と呼ぶことはやや少なく、ドイツ語圏ではトーンバンド(Tonband)と呼ばれる(その他、イタリア語、フランス語などではそれぞれ呼び方が異なっている)。