カンツォーネ
イタリア語で歌を意味する歌曲のジャンル / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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カンツォーネ (伊: Canzone) は、イタリア語では単に「歌」を指す単語である。小規模のカンツォーネのことをカンツォネッタ (Canzonetta) と呼ぶ。ただし日本で「カンツォーネ」といった場合、以下のものを指すことが多い。
- 主にクラシック音楽の歌手によって歌われる、1880年代末から1920年代に書かれ普及した[1][2]イタリアの大衆歌曲、特にナポリのもの(カンツォーネ・ナポレターナ、Canzone napoletana)。「オー・ソレ・ミオ」「フニクリ・フニクラ」などが知られる。
- 1960年代~1970年代に日本で流行したイタリアのポップスのこと。有名曲には、ボビー・ソロの『ほほにかかる涙』などがある。作曲家には、ジョバンニ・フスコ[3]、エンニオ・モリコーネ[4]らがいる。
- このほか、1.の「カンツォーネ・ナポレターナ」の隆盛よりも以前の18世紀から19世紀に流行したヴェネツィア歌謡としてのカンツォーネ(カンツォーネ・ヴェネツィアーナ、Canzone veneziana)には「ゴンドラのブロンド(La biondina in gondoleta)」「愛しのわが子」などがある。