サイクロン・ナルギス
ウィキペディア フリーな encyclopedia
サイクロン・ナルギス(Cyclone Nargis)は、2008年4月27日にベンガル湾中央部で発生した、発達したサイクロンである。最も勢力の大きい時点でのシンプソン・スケールはカテゴリー4だった。5月2日にミャンマーのエーヤワディー川デルタに上陸し甚大な被害をもたらし、5月3日にミャンマーとタイの国境付近で消滅した。
さらに見る サイクロン・ナルギス, カテゴリー4の サイクロン (SSHWS) ...
サイクロン・ナルギス | |||
---|---|---|---|
カテゴリー4の サイクロン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間: | 2008年4月27日 - 5月3日 | ||
最大風速: (10分間平均) | 45 m/s (165 km/h) | ||
最大風速: (1分間平均) | 60 m/s (215 km/h) | ||
最低気圧: | 962 hPa | ||
被害総額: | 直接被害17億USドル 間接被害23億USドル[1] | ||
死者数: | 死者・行方不明者13万8,366人[2] | ||
被害地域: | スリランカ、インド、バングラデシュ、ミャンマー |
閉じる
通常、ベンガル湾で発生するサイクロンは、北東貿易風の影響で東進する事は無く、多くがバングラデシュに、次いでカルカッタ付近やインド半島東岸に上陸する。ナルギスのように東に進んでミャンマーに上陸する事は稀であり、被害が拡大した大きな原因となった。