ザクウォーリア
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ザクウォーリア (ZAKU WARRIOR) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』および関連作品に登場する、モビルスーツ(MS)に分類される架空の有人式人型ロボット兵器の一つ。「プラント」の軍事組織「ザフト」が運用するCE73年からの主力量産型モビルスーツ(MS)。バックパックの換装機構による高い汎用性を持つ。一般機のカラーは緑だが、劇中ではルナマリア・ホークが搭乗する赤いザクウォーリア、レイ・ザ・バレルが搭乗する白いザクファントムなど、パーソナルカラーに塗られた機体が多数登場する。
「ザク」の名のとおり、その形状や設定は宇宙世紀シリーズに登場するジオン公国軍の「ザクII」を参考にしており、メカニックデザインもオリジナルのザクを担当した大河原邦男が行っている。ただし明確な差異も存在し、たとえば宇宙世紀のザクが右肩にシールド、左肩にスパイクアーマーを装備しているのに対し、C.E.のザクは右肩がスパイクアーマー、左肩がシールド(後述する上位機種のザクファントムは、両肩にシールドを装備)という逆の構成となっている[注 1]。また、宇宙世紀版は出力の関係でビーム兵器が使えない設定だが、C.E.版はビーム兵器が使える設定である。さらに宇宙世紀版が『機動戦士ガンダム』の時点で旧式化しつつあるのに対し、C.E.版は機種転換中の新型機という位置づけとなっている。
本項では、上位機種であるザクファントムおよび、関連作品に登場する派生機についても解説する。