シュレック2
2004年のアメリカのアニメーション映画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『シュレック2』(原題: Shrek 2)は、2004年のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーションのファンタジー・コメディ映画。ウィリアム・スタイグが1990年に発表した絵本『みにくいシュレック』を原作とする。『シュレック』の続編であり、『シュレックシリーズ』の第2作目である。アンドリュー・アダムソン、ケリー・アズベリー(英語版)、コンラッド・ヴァーノンが監督を務めた。マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアスが、シュレック、ドンキー(英語版)、フィオナ姫の声を続投した。さらに、アントニオ・バンデラス、ジュリー・アンドリュース、ジョン・クリーズ、ルパート・エヴェレット、ジェニファー・ソーンダースが新キャラクターとして声を担当した。前作同様、おとぎ話を題材にした他の作品のパロディや、アメリカの大衆文化を取り入れた内容になっている[7][8][9]。本作は、1作目の出来事の後、シュレックとドンキーがフィオナの両親に会うところから始まる。フィオナを自分の息子であるチャーミング王子と結婚させたいフェアリー・ゴッドマザーは、シュレックとフィオナの結婚を破談にさせようと企む。シュレックとドンキーは、長ぐつをはいたネコ(英語版)と一緒に、彼女の計画を阻止するために立ち向かう。
シュレック2 | |
---|---|
Shrek 2 | |
監督 |
アンドリュー・アダムソン ケリー・アズベリー(英語版) コンラッド・ヴァーノン |
脚本 |
アンドリュー・アダムソン ジョー・スティルマン(英語版) J・デイビット・スターン デヴィッド・N・ワイス(英語版) |
原案 | アンドリュー・アダムソン |
原作 |
『みにくいシュレック』 ウィリアム・スタイグ作 |
製作 |
アーロン・ワーナー(英語版) デイビット・リップマン ジョン・H・ウィリアムズ(英語版) |
製作総指揮 | ジェフリー・カッツェンバーグ |
出演者 |
マイク・マイヤーズ エディ・マーフィ キャメロン・ディアス ジュリー・アンドリュース アントニオ・バンデラス ジョン・クリーズ ルパート・エヴェレット ジェニファー・ソーンダース |
音楽 | ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ |
編集 |
マイケル・アンドリュース シム・エヴァン・ジョーンズ |
製作会社 |
ドリームワークス[1] ドリームワークス・アニメーション[2] パシフィック・データ・イメージズ(英語版)[3] |
配給 |
ドリームワークス[3] ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ |
公開 |
2004年5月15日(CIFF) 2004年5月19日 2004年7月24日 |
上映時間 | 92分[4] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 1億5,000万ドル[5] |
興行収入 |
$928,760,770[5] $441,226,247 25億円[6] |
前作 | シュレック |
次作 | シュレック3 |
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2001年に制作が始まり、プロデューサーとの意見の相違から、前作の脚本家であるテッド・エリオットとテリー・ロッシオからアンドリュー・アダムソンに変更された。ストーリーは、1967年のドラマ映画『招かれざる客』からヒントを得ており、新しいアニメーションツールを活用して、長ぐつをはいたネコを筆頭に各キャラクターのビジュアルを向上させた。主演声優の給与も1,000万ドルと大幅にアップし、これは当時、それぞれのキャリアで最高額の契約となった。
2004年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、パルム・ドールを競った後、2004年5月19日に劇場公開された。前作同様、高い評価を受け、全世界で9億2,870万ドルの興行収入を記録した。週末3日間のオープニング成績は全米史上2位、公開当時のアニメ映画としては最大のオープニングを記録した[10][11]。その後、2004年の世界興行収入第1位を記録した[12]。ドリームワークス・アニメーション長編シリーズの中で最も成功した作品でもあり、2010年に『トイ・ストーリー3』に抜かれるまで、全世界のアニメーション映画で歴代最高の収益を上げていた[13]。アカデミー賞では長編アニメ映画賞と歌曲賞にノミネートされ、関連するサウンドトラックは全米Billboard 200のトップ10にランクインした。2007年5月には続編の『シュレック3』が公開された。