シークレット・ウォーズ (2015年のコミックブック)
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「シークレット・ウォーズ」("Secret Wars")は、マーベル・コミックより出版された2015年のコミックブックのストーリーラインである。タイトルは1984-1985年のミニシリーズと同名であり、2015年5月6日にジョナサン・ヒックマン脚本、イサド・リビック(英語版)作画の本編ミニシリーズ『シークレット・ウォーズ』が創刊された。ストーリーは同じくヒックマンが手がけた『アベンジャーズ』(第5シリーズ)及び『ニューアベンジャーズ』(第3シリーズ)の「タイム・ランズ・アウト」の結末から続く内容である[1][2]。
"Secret Wars" | |
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出版社 | マーベル・コミック |
出版日 | 2015年5月 – 2016年1月 |
ジャンル | スーパーヒーロー クロスオーバー作品 |
主要キャラ | ドクター・ドゥーム ミスター・ファンタスティック ブラックパンサー ドクター・ストレンジ モレキュールマン(英語版) スパイダーマン |
製作者 | |
ライター | ジョナサン・ヒックマン |
アーティスト | イサド・リビック(英語版) |
着色 | アイブ・スヴォルチーナ |
ストーリーはこれまでの本編世界であるマーベル・ユニバースとその他様々な平行世界(アルティメット・マーベルやマーベル2099(英語版)、「エイジ・オブ・アポカリプス(英語版)」、『マーベル1602(英語版)』、「ハウス・オブ・M」など)の断片により再構成されたバトルワールド(英語版)が舞台となり、旧世界はその中の領域(領国)の基となっている。個々のマーベルキャラクターの様々なバージョンがバトルワールド内に複数人にわたって登場することがあり、例を挙げるとマンハッタン王国にはアース-1610とアース-616の両方のトニー・スタークが住んでいたり、また複数バージョンのソーで構成される平和維持軍が存在する。各ミニシリーズで描かれたキャラクターのパワーと経歴は主流のマーベル・ユニバースのそれとは大きく異なる場合がある。
本編のミニシリーズは当初は全8号の予定であったが、9号に変更された[3][4]。タイイン誌は「バトルワールド」、「ウォーゾーンズ」、「ラストデイズ」の3カテゴリに分類される。タイイン誌の1つである『アルティメット・エンド(英語版)』は15年の歴史を持つアルティメット・マーベルの完結編であり、『アルティメット・スパイダーマン(英語版)』でアルティメット・ユニバースを創設したブライアン・マイケル・ベンディスが脚本、マーク・バグリー(英語版)が作画を担当した[5]。
シリーズのストーリーライン、キャラクター、アクション、アートスタイルは批評家に概ね高評価された[6]。