デマントイド
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デマントイド(demantoid)または翠柘榴石(すいざくろいし)は、柘榴石(ガーネット)グループの鉱物である灰鉄柘榴石(アンドラダイト)の中で宝石となる緑色の変種である。灰鉄柘榴石はカルシウムと鉄に富む柘榴石である。化学式はCa3Fe2(SiO4)3であり、クロムによる置換が原因で緑色を呈する。第二鉄が黄色の原因である。
概要 デマントイド, 化学式 ...
デマントイド | |
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化学式 | Ca3Fe2Si3O12 |
結晶系 | 立方晶系 |
モース硬度 | 6.5–7.0 |
光沢 | 金剛光沢 |
色 | 淡緑色から深緑色 |
比重 | 3.84 |
光学性 | 単屈折 |
屈折率 | 1.880–1.889[1] |
多色性 | none |
分散 | .057 |
不純物 | Cr |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
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誤った名称にolivine[2]やUralian emeraldがある。
2003年頃、一部のロシア産デマントイドガーネットが色を強くするために日常的に加熱処理されているという報告書が業界に回り始めた。こういった処理は比較的低温で行われていると信じられており、宝石学的検査によって検出することがでいないと考えられる[3][4]。