トレボウクシア藻綱
ウィキペディア フリーな encyclopedia
トレボウクシア藻綱[1][2]またはトレボウキシア藻綱[3]、トレボキシア藻綱[4][5] (〜そうこう) (学名: Trebouxiophyceae)は、緑藻植物門に属する綱の1つ。2020年現在900種ほどが知られ、クロレラ属、トレボウクシア属、ボトリオコックス属のような単細胞や群体性の微細藻がほとんどであるが、カワノリのような大型藻もわずかに知られる。
概要 トレボウクシア藻綱, 分類 ...
トレボウクシア藻綱 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(上) クロレラ (クロレラ目) (下) ボトリオコックス (ボトリオコックス系統群) | |||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||
| |||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||
Trebouxiophyceae Friedl, 1995 | |||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||
トレボウキシア藻綱、トレボキシア藻綱 | |||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||
trebouxiophytes, trebouxiophyceans | |||||||||||||||
下位分類 | |||||||||||||||
|
閉じる
核分裂は閉鎖型 (核分裂中も核膜が維持される)、中間紡錘体は比較的早い時期に消失する。細胞質分裂は、ファイコプラスト (分裂面に平行な微小管群) が関与した細胞膜の環状収縮による。鞭毛細胞の鞭毛装置は交差型、2個の基底小体は反時計回りにずれて配置する。多くは淡水域または陸上に生育し、地衣類や繊毛虫などに共生するものも少なくない。クロレラは実験生物や健康食品として利用され、またボトリオコックスなどはバイオ燃料など応用を目的とした研究に用いられている。