ドラァグキング
男性の姿でパフォーマンスを行う女性 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ドラァグキング(英: drag king [1])は、主に男性の姿に異性装した女性パフォーマーのことであり、舞台の個人ないし団体パートにおいて男性のジェンダー的ステレオタイプを表現する[2]。ふつうドラァグキングのショーは、ダンス、芝居、スタンダップ・コメディ、歌(事前に録音した曲に口をあわせることもある)などを取り入れている[3]。そして彼女たちは誇張されたマッチョな男性像を演じることで、建設作業員やラッパーなど社会の周縁にいる男性を表現するだけでなく[4]、エルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソン、ティム・マグロウなどの男性有名人の役に扮することもする[5]。
1890年代から1900年代前半には、何人ものドラァグキングがイギリスのミュージックホールのスターとして誕生し、イギリスにおけるパントマイムは男性の役を女性が演じることが伝統にさえなった。1990年代半ば頃からドラァグ・キングは有名になり、ドラァグクイーンがかつてそうであったような注目を浴びるようになった[6][7]。