ニシュ
セルビアの都市 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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ニシュ(セルビア語: Niš/Ниш)は、セルビアの都市で、セルビア南部では最大の都市である。セルビアでは首都ベオグラード、ノヴィ・サドに次いで3番目に大きな都市で、2011年の国勢調査による人口は市街地で192,208人[3]、郊外を含めた全域では257,867人であった。ニシュの面積は597㎢で、市街地の4つの自治体と郊外のニシュカ・バニャ(英語版)を含めた計5つの自治体で構成され郊外は68の地区に分かれている。ニシュはニシャヴァ郡の行政的な中心都市である。
ニシュ Niš/Ниш | |||
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ニシュのパノラマ | |||
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愛称: 皇帝たちの街[1] | |||
北緯43度19分09秒 東経21度53分46秒 | |||
国 | セルビア | ||
郡 | ニシャヴァ郡 | ||
自治体 | 5 | ||
最初の記録 | 2世紀 | ||
オスマン帝国からの解放 | 1878年1月11日 | ||
政府 | |||
• 市長 | Zoran Perišić (SNS) | ||
• 与党 | SNS | ||
面積 | |||
• 市域 | 597 km2 | ||
標高 | 195 m | ||
人口 (2011) 183164 [2] | |||
• 市域 | 183,164人 | ||
• 密度 | 435.9人/km2 | ||
等時帯 | UTC+1 (CET) | ||
• 夏時間 | UTC+2 (CEST) | ||
郵便番号 |
18000 | ||
市外局番 | (+381) 18 | ||
ナンバープレート | NI | ||
都市的地域 | 187,544 [2] | ||
都市圏 | 260,237 [2] | ||
ウェブサイト | www.ni.rs |
バルカン半島やヨーロッパでもニシュはもっとも古い都市のうちの一つで、古代からオリエントと西側の世界を結ぶ玄関口であった。[4] 古代のバルカンでトラキア人が鉄器時代に最初にこの地域一帯に居住し始め、トラキア人の部族であるトリバッリがケルト人がバルカンにやって来る前まで住んでいた。紀元前279年頃にケルト人がやって来ると、ケルトの一部族スコルディスキが地域を治めるようになる。紀元前75年には今日のニシュ市街を含む周辺部はローマ人により征服された。古代ローマは1世紀になるとミリタリス街道(英語版)を建設し、ナイッスス(Naissus)と呼ばれた当時のニシュの町は重要な町の一つとなった。ニシュはまたコンスタンティノープルを創建した最初のキリスト教徒のローマ皇帝コンスタンティヌス1世の生誕地として有名で[5]、コンスタンティヌス大帝空港(英語版)としてその名を現代に残している。また、コンスタンティヌス3世(英語版)やユスティヌス1世の生誕地でもある。セルビアでももっとも古いものの一つである4世紀に遡る教会が郊外のメディアナ(英語版)にある。
現代のニシュはセルビアではもっとも重要な産業や教育の中心の一つで、電気産業や機械エンジニアリング、織物、タバコ産業の中心である。2013年にニシュではミラノ勅令から1700年を記念した催しが行われた。[6]